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不自由だったコロナ禍の1年を振り返って、どんな気持ちで「群青」を歌いますか。
こんにちは、ナカちゃんです。
しばらく書くことができませんでした。というのも、「公立高校入試日が延期になる!」という、前代未聞の事件が起きたのですよ(T-T)
公立高校の入試日は、いつも荒天で、道路状況も最悪になります。北海道民にとって、「入試の日は、天気が荒れる」のが常識。
でもですよ。今年は、そんなレベルでは無かった。災害級の大雪に見舞われて、JRは軒並みストップ。交通機関もストップ。そして、前日のお昼過ぎに、「入試の延期」が決定されました。
3日、4日に実施されるはずだった公立高校入試が、4日、5日に延期になりました。この2日間は、とても天気が良く、無事に入試は終了しました。
それが終わると、三年生は 卒業式の練習など学級で過ごす時間がほとんどになります。そこで、卒業式で歌う「群青」について、書いてもらいました。
東日本大震災から10年、節目の年に、全世界を襲ったコロナ禍。何をするにも不自由だった学校生活。突然の臨時休校、分散登校、修学旅行の延期、行事の中止。。。。彼らにとって、どんな1年だったのだろうか。
それを聞いてみたくて、表題の課題について、書いてもらいました。
「どんな気持ちで歌えば良いか、正直わからない。けれど、コロナ禍で生活が変わって、いろんな予定も思い通りにいかなかった。ストレスもたまった。だけど、正解はないと思う。中学校生活の最後に、親にここまで成長したよっていう気持ちを持って歌いたい。」
「今、コロナの中で、いつ誰がかかってもおかしくない。もし、おばあちゃんやおじいちゃんがかかったら、亡くなってしまうかもしれない。だからこそ、みんなに会える1日を大切にしている。10年前のように、地震が起きるかもしれない。だから、いままでずっと一緒だった級友に向けてもだし、家族に対しても同じ。みんなに届けるように、群青を歌いたいと思う。」
「一番楽しみにしていた修学旅行が延期、変更になり、毎日検温や、消毒、手洗いをしていました。人類が一番、手を洗った年だったのでは無いかと思いました。今回、東日本大震災から10年が経ち、10年前の3月11日は、津波で亡くなった人がたくさんでました。津波で亡くなった人や、被災された人、そして、コロナで亡くなった多くの人に向かって、この歌を届けたいと思いました。」
どの生徒も、「当たり前が、当たり前ではなくなってしまった日常」を経験し、そこから、「当たり前のことができる幸せ」に感謝して歌いたい、そう書いてくれました。
これも、何かの運命。
本当に苦労した1年間でした。でも、彼らは本当に強くなった。
歌はあまり得意なクラスではありません。でも、それぞれの想いを持って歌ってくれたら、それで十分です。
彼らは、未来です。
コロナパンデミックを乗り越えた卒業生は、きっと新しい未来を創ってくれるはず。
順風満帆とは言えない三年間だったけど、君たちの「多様性」は、何にも代えがたい「個性」です。
たくさんの学びのきっかけを与えてくれた君たちに感謝します。
君たちと過ごせるのも、あと1週間。最後まで、成長し続ける君たちは、
どんな姿で旅立っていくのでしょうか。
楽しみなような、淋しいような。
「また、明日 会おうね。」
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