人である以上、みんないつか死ぬのよね。

過激なタイトルですみません。毎日、抗がん剤を飲み、
健康キープに励むガン患者です。

今まで、寿命など気にせず、
健康だけが取り柄で
生きてきました。

2018年の夏、
左肺腺癌で手術をし、
抗がん剤治療を経て
約1年の入院生活。
そして退院。4年が経ちました。

現在は投薬による抗がん剤治療をしていましたが、
とうとう右の肺に
転移が見つかりました。

5年、もたなかった。。。

がっくりとしたのも束の間、
全力で生きることで
実は、以前よりも幸せな日々を
送れていることに気付きます。

抗がん剤を使うと、
大体の人はホルモン作用により、髪の毛が
抜けてしまうようですが
実は、一度もカツラのお世話になるほど抜けることはなく
結局、ちょっぴり憧れていた
カツラのお世話には
‥なりませんでした。
（この言い方だと、コレから先も大丈夫そうだと思っております、と言う意味も込めて。）

そして、一切、痩せ細ってしまうこともなく（笑）
肌も艶やかなままで。

仕事上ということもありますが、
同年代の周りの方よりは
割と若さとキレイを保っております。本当です！！笑

YouTubeや、
本で学ぶ情報だけで
ここまで来れる事を
たくさんの癌患者に伝えてあげたい。そう思いつつ、
先に逝ってしまったガン友の
辛さに寄り添うことができなかった気持ちも、ふまえて
ずっと書く事を躊躇しておりました。

が。
5年生存率10%と言われる肺癌患者としては、
なんとも元気すぎており、
転移が見つかったのに全く病人化することもなく。

本当にそうなのかと本人すら
疑ってしまう日々に、久しぶりに
ペンを取りました。笑

ガンと戦う日々に関しては
別で書いておりますが
毎日、自分が病人だという事をわすれてしまうほど元気な状態で過ごしているので
たまに自分で読み返して
思い出すようにしているくらいです。笑

〜喉元過ぎれば熱さを忘れる〜

まさにこのタイプのため、
神様も呆れているのだと
思います。担当の先生も笑っております。

毎月、抗がん剤をもらいに
大きな病院へ行き、
血液検査やレントゲン撮影を
してもらい、先生とゴルフの話なんかをして帰ってきます。

近所の内科では、細やかな対応をしてくれる先生にお世話になっており、ワクチンなども
早目に打たせてもらって
安心した日々を過ごせております。

ただ、血液の状態が、悪くなりやすいのか、
視界が悪くなってくると
眼球へアイリーア注射
（右だけ）は3ヶ月に一度程度打たなければならず、大学病院で毎回
怖い思いをしています。

病院三ヶ所、
プラス歯医者さん
これだけの病院通いともなると
まともな会社で働くことも出来ませんが、常にツイてるわたしには
仕事に困ることすら
ありません。

こんなに元気なおかげで
派遣で数日、
働かせてもらってます。
本業の
化粧品の売上は‥
売っても売らなくても
マルチな組織を作り上げなければ儲からない仕組みなので
マイペースで
信頼できるお客様だけを相手にしております。

あと何日、何ヶ月、何年
生きられるんだろう。
と考えながらも、
たくさんの優しい人たちに囲まれながら
迷惑をかけて生きています。

自分にとってストレスになる、無理のかかる人達からは、
ちゃんと
遠ざかることができるようになりました。
運動をしたことで体力や筋力がつき、体が変化したことで考え方も変わり
自己肯定感は、かなり上がった気がします。
大切な人をちゃんと優先して対応できるようにもなりました。笑

生まれる時は、
だいたいの日がわかるのに
死ぬ日だけは
だれにもわからない。

だけど、
何も考えずに人に合わせて
生きていた時より
残りの時間を意識して
生きている今が、本当に大切で
充実した幸せな時間なんだと
分かったことだけで

人生、もうけもん！！
という気がする毎日です。

そろそろ、終い支度を
始めるつもり。

〜立つ鳥跡を濁さず〜

そうは言っても
生きているって
なかなか片付かないものですね。^_^

もしかしてあと10年とか生きてしまったらどうしようなどと贅沢な悩みを抱えながら、
今日は
お雛様を出しました。

こうして毎日
進んでいく。
振り返る時間はない。^_^