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選択の力を使いこなそう

人生は選択の結果

「人間は1日に数千の選択をする。」と誰かが言った。

確かに、私たちはいつもいつも、ひっきりなしに何らかの選択をしている。

ランチ、何食べようか?

今日何着ていこうか?

先に掃除を済ませようか?それとも買い物に行ってこようか?

あの子に誕生日プレゼント、あげる?あげない?

・・朝起きた瞬間から、夜寝るときまで、選択の連続だ。

こうした日常の些細な選択から、就職、進学、結婚など、重大な選択にいたるまで、私たちは自分の意思で選択しながら、人生を創っている。

人生は選択の結果ともいえる。

言い換えると、選択を変えれば、人生が変わる。

人は、選択する自由と権利を天から与えられている。

選択の自由を使いこなす

でも、普段私たちは、選択の自由と権利を意識しないで、惰性で選択していることがほとんどだ。

例えば、

あ、上司と目が合っちゃった。どうしよう・・?

あー旦那むかつく・・。

子どもの態度が反抗的・・。

こういう場合、私たちはほぼ自動的に「いつもの通り」に反応してしまう。

ランチのメニューや洋服などは、たまに「いつもと違うチョイスにしよう」と選択を変えてみたりするけれど、目に見えない心の使い方に関しては、けっこうワンパターンなのである。

自分の人生、100点!と思える人は、今の選択方法を続けるのがいい。

でも、50点とか70点だと思うなら、選択を変えてみてはどうだろう。

惰性で受動的に選択するのではなく、能動的に、選択する。今までやってきたとおりに惰性で行動するより、能動的に自分の行動を選択してみるのだ。

数年前

、スティーブン・R・コヴィー博士の「7つの習慣」を読んで感動した私は、まず第1の習慣「主体性を発揮する」の中にある、選択の自由を意識してみた。

・それまでは、夫とケンカになったらそのまま2、3日気まずいままにしておいたが、すぐさま気持ちを切り替えて話しかけてみた。

・仕事先で嫌なことがあったとき、家に帰っても不機嫌なまましで家族に接していたが、玄関前で明るい表情に変えてから家に入るようにした。

・夫が家事を手伝ってくれたとき、それまでは当たり前だからと何も言わなかったが、少し大げさに喜んで「ありがとう」と言ってみた。

ほんのささいなことなんだけど、たったこれだけのことで夫の態度がとても柔らかくなったことに驚いた記憶がある。

選択の基準は?

相手や環境がどうであっても、自分の心だけは、自由に選択できる。

毎日の些細な出来事に、自動的に習慣的に反応してもいいけれど、能動的に反応することもできる。

選択に迷った時のキーワードは「怖れより、愛を選ぼう。

相手を裁くよりも、理解してみる。

当たり前だと思うよりも、感謝する。

打ち負かしたいと思うよりも、負けてあげる。

諦めたいときに、少しだけ前に進んでみる。

よりポジティブな方、より善なる方、よりワクワクする方を選ぶようにすると、何よりも自分の心が喜ぶのを感じるだろう。

怖れより愛を選択することを心がけると、数週間で自分の気分が変わってくる。そして数か月すると、自分の目の前の現実が変わってくるのを感じるはずだ。

1日のささいな瞬間に、私がどっちを選ぶか?

その選択の結果が自分の未来を創る。

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Naomi Shimada
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