Naomi Shimada

心理カウンセラー。主に夫婦関係の修復、離婚回避へのアドバイスを行っています。ここでは、夫婦関係のノーハウの他、カウンセラーの日常や、感じたこと、考えたことを書いています。

Naomi Shimada

心理カウンセラー。主に夫婦関係の修復、離婚回避へのアドバイスを行っています。ここでは、夫婦関係のノーハウの他、カウンセラーの日常や、感じたこと、考えたことを書いています。

最近の記事

【受動攻撃】をやめて健全に自己表現するには?

前回に「従順なふりをして反発する受動攻撃」についてお伝えしましが、 今回は、それではどうやったら健全に自分の気持ちを伝えることができるのかについてお伝えしますね。 会話をするときに、相手に怒りをぶつけたり、反対に自分の気持ちを抑え込んで我慢することなしに、自分の気持ちを率直に伝え、同時に相手の気持ちも尊重することができれば最高ですよね。 そんな自己表現の仕方をアサーティブ・コミュニケーションといいます。 アサーティブ・コミュニケーションとは 具体的には、 1.   

    • 従順なふりをして反発する【受動攻撃】

      あなたの周りに、優しく従順に見えるのに時々ドキッとするような反抗的な態度を見せる方はいませんか? 普通の人でも、相手と状況によって、表面的には相手に合わせているのに、内面ではその相手が嫌いで隠れて反発していることがあります。 私たちの自己表現の仕方は大きく3つがあります。 (1)「自他尊重の自己表現」 自分のことをまず考えるが、他者をも配慮するやり方。 (2)「攻撃的自己表現」 自分のことだけ考えて、他者を踏みにじるやり方。 (3)「受動的自己表現」 自分よりも他者を常

      • だんだん運がよくなる人と悪くなる人の決定的な違い

        誰でもみんな、自分を動かす核心信念というものがあります。核心信念とは、 *自分に対してどう思っているか? *他人に対してどう思っているか? *世の中に対してどう思っているか? の3つに分類することができます。 この核心信念によって、同じものをみても、見え方は人によって様々です。 例えば、大学教授でテレビにもコメンテーターとして出演していた女性が、ある日交通事故でけがをし、半年ほど入院することになりました。当然大学の講義もできないし、テレビに出演することもできなくなります。

        • いい人であるほど人間関係がうまく行かない理由

          今日は「いい人はなぜ人間関係がうまく行かなくなるのか」についてお伝えします。 いい人って、一般的にどんな人でしょうか? 優しい人、ささいなことで怒ったりしない人、寛大な人、良くしてくれる人・・ 自分に合わせてくれたり、話をよく聞いてくれたり、穏やかに受け止めてくれる人は「いい人だな」と思いますよね。 いい人は、2種類あるといいます。 一つは「魅力的ないい人」 もう一つは「魅力的でないいい人」。 今日お伝えするのは後者の魅力的でないいい人です。 魅力のない「いい人」

          人生に起きてくる出来事への家系学的解釈

          どうして私にこんなことが起こったのか?生きていると、予期しなかった出来事や、信じられないような出来事に出くわすことがある。 不慮の事故に遭った。 トラブルに巻き込まれた。 婚約破棄になった。 突然、離婚を切り出された。 子どもがいじめにあった。 浮気されていたことが分かった。 会社でとんでもない失敗をしてしまった。 ・・・こういう出来事が起こったとき、私たちは「どうして自分にこんなことが起きたのか?」ということを知りたくなる。 潜在意識という視点でとらえるか

          人生に起きてくる出来事への家系学的解釈

          完璧な親はいないから・・

          自分をまるごと受け入れてもらうことの必要性人間は、生まれてから6歳ぐらいまでの間に、親や周りの環境からすべてのものをダウンロードするようになっている。 赤ちゃんの頃は自分では何もできないから、親がリモコン替わりだ。お腹がすいて泣けばお母さんがお乳を飲ませてくれる。眠くて泣けば抱っこしてくれる。ウンチをして泣けばおむつを替えてくれる。少し大きくなって、おもちゃがほしいといえば買い与えてくれる。 そうやって、願ったことを全部親が喜んでやってくれることで、子どもは「この世は安全

          完璧な親はいないから・・

          物事をありのままに見つめるって?

          「限りなく優しくて私のことを大好きでいてくれた夫が、一回大ゲンカしてから、態度が180度変わって私を見る目つきが冷たくなってしまった。それからは、普通に会話していても前のような愛情は感じられないし、憎しみさえ感じる。」 「夫が嫌いでたまらない。付き合っているときは大好きだったのに、今は夫のやることなすこと、いちいち腹が立って仕方がない。」 「夫が娘や次男のことはかわいがるのに、なぜか長男だけにはきつく当たる。まだ幼稚園生で可愛い盛りなのに・・」 私たちは、相手をそのまま

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          物事をありのままに見つめるって?

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          子どもにイライラが止まらない

          小学生の娘さんを持つ女性から、こんな相談をいただきました。 *************** 娘にイライラが止まりません。頭の中では「こんな風に言ったらこの子は何にもやる気をなくしてしまう」と分かっているし「ああ、またこの子の成長の芽を摘んでしまった」とか自分で自分をウザい親だなと思いながらヒステリックになってしまうんです。 勿論娘のことは可愛いと思いますし愛していますが、一人っ子のせいか常に私がワンツーマンでいなきゃダメな状態に疲れてしまい娘から呼ばれるのも触れらるのも身

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          子どもにイライラが止まらない

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          選択の力を使いこなそう

          人生は選択の結果「人間は1日に数千の選択をする。」と誰かが言った。 確かに、私たちはいつもいつも、ひっきりなしに何らかの選択をしている。 ランチ、何食べようか? 今日何着ていこうか? 先に掃除を済ませようか?それとも買い物に行ってこようか? あの子に誕生日プレゼント、あげる?あげない? ・・朝起きた瞬間から、夜寝るときまで、選択の連続だ。 こうした日常の些細な選択から、就職、進学、結婚など、重大な選択にいたるまで、私たちは自分の意思で選択しながら、人生を創ってい

          選択の力を使いこなそう

          自分が毒親だったことに気づいてからしたこと

          カウンセラーになって、毎日いろんなクライアントさんと話をするなかで、夫婦関係がうまく行かなくなる原因の背後には、幼い頃の親との関係性があることを、身をもって実感するようになった。 幼い子どもにとって、親は神様のような存在である。その親から可愛がられ、何でも願いを聞いてもらえ、甘えたいときに十分甘えさせてもらえば、自己肯定感が高くなり、自信ができて、成長して人間関係もスムーズにいく。 しかし、親が幸せそうでなかったり、いつも怒ってばかりいると、子どもは無価値観と罪悪感を植え

          自分が毒親だったことに気づいてからしたこと

          謝ることの効用

          去年の夏のことだった。 仕事を終えて、いつものように娘と共にマンションに併設されているスポーツジムに足を運んだ。 夜の10時近くになっていたけれど、まだ結構人がたくさんいた。簡単に体をほぐしてから、娘とおしゃべりしながらランニングマシーンに足を乗せた次の瞬間・・・ どん! 気が付いたら私はランニングマシーンから投げ出され、床に倒れていた。 一瞬の出来事で、何が起こったのか分からなかったが、隣でいた娘が「キャー!」と声を上げて駆けよってきた。 立ち上がろうとした途端

          謝ることの効用