心の傷
ここから先は中学受験に関する話です。
私は今からちょうど40年前に中学を受験し、ある学校に合格しました。
そこは、首都圏では一番難しい女子高で、あんまり女子高に行きたくなかった私も、
「まぁ、ここしか受からなかったし、行こうかな~」
くらいの軽い気持ちで、進学を決めました。
当時、私が住んでいたのは、横浜の郊外。小学校は高台にあり、
「今日も富士山がキレイだな~」
なんていって、
心にも余裕のある、元気で気楽な小学生でした。
母ものんびり屋なので、同じ中学校に娘を通わせている、近所のお母さんに、評判を聞いただけで、サクッと入学を、決めていました。
しかし、実際、入学してみると、何から何まで私には合わず。
とにかく、通学が大変で(片道1時間半くらい)、
「刑務所のほうが楽なのでは?」
とうっすら思ったことを覚えています。
6年間はとにかく刑期が長い。
転校ももちろん考えましたが、地元の中学に通っている小学校の同級生に相談すると、
「転校生はいじめられるよ」
とのこと。
これは無理だな、と色々考えているうちに、冬のスポーツ大会が始まり、勉強以外のことには熱心に参加していた私は、高校受験の時期を逃してしまいました。
そして始まった高校生活。同級生は勉強に熱中。私はバスケットボール部に入りました。
それなりに楽しい日々を送りました。
しかし、高校三年生になると、皆さんは更に勉強に邁進。
私はというと、そんな学校の雰囲気には全く馴染めずに、5月から夏休みまでは在宅治療に励み、近所のメンタルクリニックに通っていました。
夏休みになると、友達から電話がかかってくるので、楽しい予備校通い。
受験本番前には、私の大好きだったミュージシャンが、覚醒剤で逮捕。
ショックで勉強どころではなく、一年間浪人しました。
この学校に通って良かったことは、一生つきあえる友達ができたことです。
今、首都圏は、中学受験が人気。加熱しています。
とにかく、その子にあった学校を見つけてあげて下さい。
それが一番大事なこと。
結果が出たら、とにかく、子供をほめてあげてください。
お疲れ様会をやってあげると良いですね。
最後まで読んでくれて、ありがとうございました。
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