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シナリオライターを目指す人へ②私がどうしてシナリオライターになれたか。
今回は私がシナリオライターになるまでの道のりを、
シナリオを書きたい方、現在書いている方々に更なるエールを込めてお話していきます。
プロになるのも大変なら、プロであり続けるのも大変です。
☆提言1
夢を持ち続ける❗️
私は子持ちの主婦から独学でシナリオを書き始めてプロとなり、以来書き続けて87歳の今に至ります。
原点は作文と投稿にあります。
小学校卒業の頃の写真です。
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左から2番目セーラ服が私。
実はこの頃から物を書く人になるという夢を抱いてました。
当時の日記を見ると少女雑誌の読者欄に私は投稿しています。投稿は世の中に繋がりたいというアピールです。 中学高校時代も私は小説やエッセイを投稿していました。
物を書く人になる夢は、私の魂の奥に定着して結婚、子育てという時を経ても燃え続け、
シナリオにたどり着いたのは30歳。6歳と2歳の女児の子持ち主婦でした。
主婦仲間と文集を作っていて、
「あなたのはセリフが面白い」
と言ってくれてハッと、
「そうだ、シナリオだ」と気づいたのです。それからシナリオ一筋に取り組みました。
夢は持ち続けることから
運は拓きます。
☆提言2
公募に挑戦して道を拓く❗️
世の中はテレビドラマが脚光を浴びている時代。
私もテレビドラマを書くことにしました。
地方から都会に働きに来た少女が主人公のフィクション。
子供の幼稚園の送り迎えの間に原稿用紙に立ったままで書きました。手書きの時代です。
試しに、NHKの
「懸賞テレビドラマ」に応募したら佳作に入ったのです。
ドラマ化は大賞作だけなのに、私のは「NHK劇場」という番組で映像化されました。
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嬉しさが落ち着くと、私はシナリオで生きようと考えました。ここからプロになるまでの道のりが始まり、3年後に同大賞を受賞しますが、
プロのライターになるのはまだ先です。
そして、私の公募への挑戦が始まります。以下紹介します。
第8回城戸賞入選。45歳
石狩市野外劇佳作。50歳
「文化庁舞台芸術創作奨励賞
第3回泉鏡花記念金沢戯曲賞
佳作 70歳
第2回かつしか文学賞大賞
76歳
秋田魁文学賞佳77歳
などに応募してきました。
私は公募に挑戦することで切り開いてきたと言えます。
その原点、底流には書くことを続けたいという終生の願いがあったからと思います。
書くことに意欲を持ったら諦めずに挑戦し続けることです。
公募もその一つです。
今回も、私は日テレシナリオコンクールの審査をすることになりました。どんな作品か、新たな才能に出会うか楽しみです。
noteでは私の作品の裏話を紹介しています。合わせて参考になれば幸いです。
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この本は私の初めて書いたものです。
昭和42年、30歳でNHK懸賞テレビドラマに佳作入選。3年後に同懸賞の大賞を受賞しました。
その時に読売新聞社から取材に来た担当の記者さんが、
「エプロン作家誕生」と紹介してくれたのです。
主婦であることからのネーミングでしたが、まさに私はいつもエプロンをしていたのでピッタリ。それ以来そう名乗っています。
ちなみに昭和51年からは、
日本放送作家協会主催で毎年
「創作ドラマ大賞」となり、入選作はNHKで放映され、ドラマの登竜門となっています。
新聞でエプロン作家と紹介されると、あちこちからら様々な手紙が来ました。
*主婦なのに偉い。
*自分も物書きになりたかっ
た
*高校卒でも作家になれるの
ですか
などなど。
さて、私は懸賞に入選しただけ。懸賞は花火みたいなもので、おめでとう❗️であとはシーン。脚本の仕事などきやしません。
私の試行錯誤が始まります。シナリオは、ドラマ、映画、ラジオなどの媒体にならなければ紙に書いた文字でしかないのです。
どうすればプロになれるのか。
次回にお話します。