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お家でブックフェア―
色々なモノ&コトが必要に迫られて、オンラインでできるようになっています。
日本ではそこはまだ、だったブックフェア―もオンラインになりますとのお知らせが来ました。(日本は古書市は割合早く再開していてありがたかったのですが。神保町の秋の古本祭りは中止で残念でしたが‥)
ブックフェア―はこんなものが!という驚くような出会いもある場所。
実際のブックフェア―と同じで、3月4日9:00~6日20:00(PST時間)
見たことがない本やプログラムなどは実際に見てそのサイズや状態、印刷などを見たいとは思いますが、今はなかなか難しいですからオンライン開催を楽しみにしています。
ちなみに、こちらはアメリカのフェアですが、他の国や他のフェアもあるのかも、調べなくてはと思っているところ。
イギリスでは泊っていたラッセル・ホテルで開催されているフェアはちょうどタイミングが合う事が何回もあって楽しい時間を過ごしました。買わないけれど、こんなものが!というものもあったり、店主とのお話しが楽しかったり。
フランスだとサン・サルピス教会前広場の "本の市" が忘れ難い思いで。ちょっと珍しいプログラムや写真がひとまとめになって売られているものを買ったのですが、これはまだ分からないカンパニーもあって引き続き調査中。
忘れられたバレエ団は案外多いのだと思います。
そうした「収穫」があったこともありますが、楽しみはそれだけではありません。
簡易な広告で ”本の市” を知ったので、午後のんびりとした時間に向かった時のこと。とっても気持の良いお天気の日でした。
"本の市” は教会前の広場に簡易なテントが組まれている状態。
見ていると説明をしてくれたり、こんなものない?と尋ねるとその分野ならあそこが何か持っているかもと教えてくれたりのんびりとした雰囲気。
とても手がでないような高価な書籍ばかり扱っているお店は全てが鍵付きのガラスケースや額装になってたりします。油彩画などを売っているお店もあるのです。
でも見るのは自由、美術品に近いようなものを間近で見られる贅沢は格別です。お店の人との会話も楽しいひと時は取り戻したいなぁ。
そんな中で無造作に透明な袋にひとまとめにはいったプログラムと紙と写真の束を見つけたのです。ちょっと気になるプログラムが見えたので、中を見せてもらおうと思うとお店の人がいない…。
隣のお店もいない…。
その隣に聞いてみると、会場の木の横で机に素敵なクロスを掛けて、近くのカフェから運んできたお料理とワインで楽しそうにやっている一団を差し、あそこにいると思う、ちょっと待ってて、と呼びに行ってくれました。
ワインが入ってちょっといい気分のお店の人が現れ、中を見せてもらって色々面白いものが入っていたので購入。書いてある金額よりちょっと値引いてくれるのはお約束のようなもの。
他にもあるのか聞くと来れば見せてあげると、ちょっと遠いけれど、との事。ただし、その時教えてくれたメールには何回連絡しても結局連絡がつかなかったという悲しい後日談があるのですが…でもいつかまた "本の市” に行かれたら再会できるかなと思っています。
蚤の市でもそうですが、仕事だけれどいいお天気の時はお店があっても楽しんでいる空気は日本では難しそうですが、とても好き。なんか気分がふわっとします。
そういえば昔パリの蚤の市では、小さなプラスティックコップでエスプレッソコーヒーを売り歩く人が居て、寒い日だったのですが、お店の人が自分のを買うついでにただ見ていただけの私にご馳走してくれたなんてこともありました。
びっくりしましたが、好意はありがたく、冷えた手先も心も温まりました。(蚤の市と本の市では寒くても手袋では見られないので‥)
朝早くてまだ混んでいなかったということもあるでしょうが、そんなこともあったな、と思い出しました。スウェーデンの蚤の市の話もまた改めて。
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