資料整理をしていたら…モイセーエフ・バレエ
資料の整理をしていたら、モイセーエフ・バレエのプログラムが出てきました。昨年のパリで入手したもの。
今年の香港アーツ・フェスティヴァルで公演予定でした。
日本には随分来日していませんが、実は「ロシア文化フェスティバル」の一環として今年10月に来日も予定されています。実現するでしょうか。
現状では詳細は下記が一番詳しいようですが、開催方向ではある様子です。
1936年にイゴール・モイセーエフ(1906~2007)が結成したカンパニー。
私が持っているプログラムは1955年のパリ公演の時のもの。モイセーエフの初振付作品『フットボール』も演目に入っています。上演演目一覧には『じゃがいも」なんていう作品もあります。どんな作品だったのでしょう。
表紙の写真は『レ・パルティザン』
バレエ団公式の動画も上がっています。
観客も大盛り上がりしています。
モイセイエフは元々ボリショイバレエ団のダンサーとしてキャリアを積んだ人物。作品は民族舞踊をモチーフにした作品が多いカンパニーです。
来日は今回のフェスティバル公式によれば25年ぶりとのこと。
初来日は1958年とのことなので、日本でバレエが戦後の大流行の頃です。
ちなみに、プログラムの愉しみは実は内容だけではないのです。
例えばこんな広告が載っています。
会場のpalais de sports(今のものとは違います)で売られていたのでしょう。劇場は大衆的なところでは棒付きアイス、オペラハウスだとカップということが多いですね。
何味があったのか気になります。(今はありませんが、改装前の英国ロイヤル・オペラ・ハウスのハニーサックルのアイスが懐かしいです。)
そろそろ、アイスが恋しい季節だからかもしれませんが、そんな事に関心が向きました。
これに限らず、プログラムには女性のファッションや生活様々な事がタイムカプセルのようにぎゅっと詰まっています。
そんな事をご紹介する本も書きたいなと思い続けています。