「ハートに従う」“フローライフ”
「フローライフ」という言葉は、認知症の方でもできるヨガを教えているヨガインストラクターの方とともに、サローネを開催しているときに創った用語です。
「フロー」という言葉は、ミハイ・チクセントミハイ博士が提唱されている精神状態から着想を得ました。
チクセントミハイ博士は、ロック・クライマー、チェス・プレー ヤー、外科医などは困難に直面しているときに、愉しみによって動機づけられた活動により、 ごく自然な流れに全人的に没頭してしていることを発見し、これを「フロー理論」としてまとめ、発表されました。
チクセントミハイ博士は、このような完全に物事に没頭している状況こそが「フロー状態」であり、人生の中で最も有意義で、満足のいく瞬間であると主張しています。
「時を忘れるくらい、完全に集中して対象に入り込んでいる精神的な状態」である「フロー」になるには、集中を阻害する「雑念」がないことが望ましいのではないか?
そのような考えから、ヨガでマインドフルネスを体験し、マインドフルネスによって雑念を鎮めれば、リラックスと集中とが共存した精神状態(フロー)が生まれやすくなる。
「その習慣を身につけましょう」というのが「フローライフ習慣」に込めた想いです。
ヨガのインストラクターの方との共同でなくなってからは、「書く瞑想」とも呼ばれる“ジャーナリング”を用いる習慣を取り入れましょう、と薦めていました。
過去への後悔や未来への不安など、自分の気持ちを煩わせる思考や感情にとらわれにくくなり、日常生活におけるストレスを受け流す力がつくだけでなく、仕事をする上で経験するさまざまな雑念を払拭することができるため、ビジネスシーンや、日常生活においても活用されるのが望ましいとされる「マインドフルネス」。
そんな「マインドフルネス」状態への理解を続ける一環として、加藤シャンティ徳子さんの「現実は脳ではなくハートでつくる」と出会うことで、今、「フローライフ」の言葉の定義をヴァージョンアップしています。
著書の中で、加藤シャンティ徳子さんは、現実が創り出されるまでのステップを次のように紹介しています(p342)。
ハートの思いや願いが生まれる。
ハートのフローが生まれる。
ハートからイメージやヴィジョンが生まれる。
ハートのコールやインスピレーションを感じる。
ハートが魂の目的を果たすために思いや願いを生み出すとき、“フロー”が生じます。
ですので、「フローライフ習慣」とは「ハートのフローを感じる生活習慣」と定義を新たにしました。
また「マインドフルネス」は「ハートとつながってハートと調和している状態のマインド100%の状態」と定義を新たにしています。
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