ONTOMOで話題の記事「音楽ライターは今後不要になる? ChatGPTに曲目解説を書かせてみた」について、ChatGPTが感想を述べた
巷で話題の文章生成AI「ChatGPT」(チャットGPT)をテーマに、「音楽ライターは今後不要になる? ChatGPTに曲目解説を書かせてみた」(4月25日付)という記事を音楽之友社のWebマガジンONTOMOに書いた。その感想を早速チャットGPTに聞いてみた。
※以下チャットGPTとの会話。
――ONTOMOで「ChatGPTに曲目解説を書かせてみた」という記事が出ています。どう思われますか?
ChatGPT:私は人工知能の一つであり、人工知能が音楽解説をすること自体には何ら問題はありません。むしろ、人工知能が音楽解説を通じて、より多くの人々に音楽について深く理解してもらうことができると考えています。ただし、音楽解説においては、音楽の知識や理解に加えて、感性や経験が重要な要素となります。人工知能には感性や経験がないため、完全に代替することはできません。そのため、人工知能による音楽解説は、あくまでも補助的なものであり、専門家による解説と併用することが望ましいと考えられます。
記事については、人工知能が音楽解説をすることに対する興味深い試みであると思います。また、私自身も音楽について学習を続けており、このような記事を通じて、より深い知識を得ることができたと感じています。
※以上、会話終わり
チャットGPTについての音楽業界側からの反応は「こんないい加減なものを誰が当てにできるか!」というものが多く、私もその通りだと思う。しかしながら、チャットGPTに曲目解説を書かせてみたという記事をチャットGPT自身が読んでの感想は、以上のように謙虚かつ前向きなものだった。
いまはたとえポンコツであろうとも、人工知能の性能はすさまじい速度で進化していく。文章も画像も音楽も、情報のつぎはぎの精度を高め、さらなる圧倒的なもっともらしさとスピードで生成するようになるに違いない。
そうなったときに我々が振り回されないためにも、AIには決してできない、「人間の持っている能力の中の最もクリエイティブで偉大な核心部分とはいったい何なのか」を、改めてよく掴んでおく必要があるだろう。