銀座でひとりメシなら、よもだそば&カレー
銀座は大好きな街である。
最近は海外からの観光客が多いけれど、それでもやはり歩いていて落ち着く大人の雰囲気がある。
高価なブランドショップで買い物などしなくとも、素敵な飲食店はたくさんあるし、教文館という都内屈指の素晴らしい書店があるし、お洒落な文房具を伊東屋で探す楽しみもある。GINZA SIXの地下3階にある観世能楽堂にも最近は足を運ぶようになった。
何よりもクラシック音楽ファンにとっては、室内楽と古楽に関してはトップクラスのクオリティと人気を誇る「王子ホール」(銀座4丁目、王子製紙本社ビル内)があるというのが大きい。
仕事柄、よく王子ホールには行くのだが、開演前とか終演後にお腹が空いて仕方がないときに使うのが、庶民の味方「よもだそば」。
店内は細長くて狭く、雰囲気は立ち食いなのだが、ちゃんと座って食べられるのもありがたい。
ここは無化学調味料、国産・無農薬野菜というこだわりの店でもあって、店名の由来も含めたそのあたりの情報は公式サイトに詳しい。
観光客もあまり並んでいないし、客の回転もいいから待たされないし、土地柄の割には価格が安いので、銀座での一人メシとなると、ほぼほぼ「よもだそば」と決めている。
テレビの取材もよくあるようだし、女性客も案外多い。王子ホールの格調高いイメージには合わないかもしれないが、コンサート前に一人でサクッと腹ごしらえするには、銀座でこれ以上の場所はないと思う。
ちなみに、よもだそばさんからは何ももらっていませんので、念のため。