タイ🇹🇭 Instagramで見ていた憧れのカフェへ【YOUR CURVE】
前編はこちらから!
シラチャ駅についたものの、そこからカフェまでは30km離れており、公共交通手段は何もないとのこと。
もし車やバイクを持っていなかったら、ここの人たちはどうするんだろう?という疑問を抱えながらも、仕方なくgrabアプリを開き1番安いモーターバイクを予約した。
240バーツ(1040円)45分。
今の私にとってはかなり高いが、仕方がない。
バンコクからシラチャまで100円で来たのに…という気持ちもかなりあったが、バイクのおっちゃんは80km/hの急ぎ足で連れて行ってくれた。
あと少し。
そして遂に到着。
バンコクから遥々4時間。
ようやく着いたカフェ。
気持ちも最高潮に達していた。
ドアを押して中へ入る。
その瞬間もう素敵な場所だということがわかった。
風水とかはよくわからないが、運気が上がりそうな場所、ネガティブな印象のある場所というのはなんとなく感覚的にわかる。
圧倒的に安らぎのある明るい場所だった。
2人のお客さんと2人の若い男女のスタッフ。
私はお店の2人に思いの丈を話した。
日本から来たこと
Instagramで見てどうしても来たかったこと
彼女がファンだということ
彼女の方が来たかったが、代わりに私が来たということ
2人が作るコーヒーを飲みたくて仕方がないこと
注文する前にたくさん話してしまった。
それを優しい笑顔でうなずきながら、驚きながら、嬉しがってくれる2人。カフェの雰囲気と同様、この2人も良い人なんだろうなぁというのが伝わってきた。
そして頼んだのは、ピーナッツコーヒー,
期待を超えてくる濃厚でクリーミーな味わい。
今まで飲んだことがないような満足感のある味だった。
彼女へのお土産に何か買って行きたいなぁ、と話をしていたところ、これはどう?とコーヒー豆をおすすめしてくれた。荷物の関係上ギリギリだったが、もはやそれしかなかったため、それを買うことに。
しかし2人は、
いいよ、これは僕たちからのプレゼント。
と袋に入れてプレゼントしてくれた。
いや、払いたいんだ!
そう伝えると、
こんなに変なところにあるカフェに遠くから来てくれただけで嬉しいんだ。
と押し返された。
その気持ちが本当に嬉しかった。
さらに、
甘いの好き?と聞かれたので好きだと答えると、
サクラっていうおすすめがあるから、飲んでみてよ。
と言われる。
まさかのこれもプレゼントとのこと。
まだピーナッツも飲み終わっていなかったが、有り難く受け取った。
そのあとは、15分ほど店の話や2人の話、私の旅の話など色々な話をした。
しかし、この2人とコーヒーに惚れた人たちがたくさんいるのだろう。小さな店は15人ほどのお客さんで溢れてしまった。
これ以上長居は申し訳ない。
席を店外へ移した。
しばらくして、
ファーム(男性)が
「どうやって帰るの?もし良かったら駅まで送っていくよ」
と言ってくれた。
申し訳ないからいいよ!
そう言うが、実はローカルすぎて中々grabが捕まらなさそうだった。
「閉店が15:00のため、15:30まで待ってもらうことになるけど、それでもいいなら!」
ということで、お言葉に甘えさせてもらった。
途中1時間ほど暇だったため、真隣にある理髪店で髪を切った。
そして、15:30になりファームとジャム(女性)が車で駅近くまで送ってくれた。
帰宅途中で
ヌードル食べる?豚の血が入ったスープのヌードルなんだけどどう?
とのことで、夜ご飯に連れて行ってくれた。
歳もほぼ同じで、日本に行くのが夢で働いている2人。
ドリンクのカップにも【えがお】という日本語の字が入っていて、【Your curve】という名前の由来もえがおとのこと。
私も笑顔はずっと大切にしていることもあり、なんだか通ずるものがたくさんあった。
来年の3月に日本に来る予定らしい。必ずまた会おうという約束をして、お別れをした。
この出逢いに本当に感謝。
そして、何かお返しがしたい。そう思った。
今日はこの近くに泊まる予定なので、明日またチャンスがある。感動的なお別れをしたあとだったが、また2人がつくるドリンクが飲みたいと思ったし、何より2人に会いたいと思った。
翌日。
色々考えた末に絵はがきを渡すことにした。
別に絵は得意ではないが、私にできることはこれくらいしかなかった。
シラチャは日本人がたくさん住んでいるということもあり、日本の会社が多くあった。
ドンキで日本の絵はがきを買って後ろに絵を描いた。
日本食が大好きと話していたので、コシヒカリと味噌汁とゆかりを買って
またあの店へ。
到着すると驚いていた2人。
お土産を渡すと本当に嬉しそうに受け取ってくれた。
誇らしいものではないが、私の絵はがきも喜んでくれた。
来て良かった。
今度こそ、
次は3月に日本で。
そう約束をしてお別れをした。
シラチャーからの帰りの列車の中でこれを書いているが、2回目も行けて良かったし、想いを伝えられて良かったと心から感じている。
この素晴らしい出逢いのきっかけをつくってくれた彼女に感謝。
また会おうね。
シラチャーや、パタヤーに行く際は是非行ってみてください!
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