【ヴィパッサナー瞑想】実際に参加してみて!DAY3 慣れと絶望🤖
2024年10月2日-13日の12日間、ヴィパッサナー瞑想10日間コースに参加した。
前回の記事はこちら!↓
◻︎DAY3
とにかく眠い1日目、意外とあっという間だった2日目が終わり、迎えた3日目。
この日はこの10日間の中で、2番目に長いと感じた1日となった。
その理由は、1つ目に『慣れ』、2つ目に『残り日数を考えたときの絶望感』だった。
慣れというのは、瞑想を含むコース全般に対して。
朝4時に起きて、10時間瞑想をして、夕食もフルーツだけ、夜は9時に寝る、という生活サイクルにも、
誰とも話をせず、目も合わせず、コミュニケーションをとらない、スマホもいじらない、というルールにも、
鼻を中心とした顔の三角形の部分に意識を集中させる瞑想にも、
全てに慣れが出てきてしまった。飽きたと感じるようになってしまった。
夕食代わりのティータイムで飲む『ほうじ茶ソイラテ〜蜂蜜添え』しか楽しみではなくなってきた。
それにより、初日、2日目と比べて、格段に自由時間に残り日数を考えたり、このコースが終わったあとのことを考えたりするようになった。
要するに、『今』ではなく、過去や未来を考える時間が増えた。
もう1つは上記のことに繋がるが、残り日数を考えた際に落胆することが増えた。
長い長い初日、2日目を終えて、迎えた3日目。
まだこの生活が半分以上、というかあと2セットと1日残っているのだと考えると、そもそも耐えられるのか、5日目、6日目の自分はどうなっているのか、想像ができなかった。
それらの考えが浮かんだとき、何度も昨日の講話を思い出した。
「3日目に脱落する人が多い」
「4日目からアーナーパーナー瞑想からヴィパッサナー瞑想に変わる」
「途中で逃げ出しては何の意味もない」
本当にその通りだ。
私は10日間この生活をしたら自分がどうなってしまうのか想像ができなくて、瞑想をし続けたらどうなるのか経験したくて、このコースに来た。
醍醐味はここからだ。
さらに、途中で脱落するほど中途半端な自分を誰かに見られたくなかった。そして、そんな自分に自分が1番がっかりすると思った。
これまでの時間の進みの2倍くらいゆっくりに感じる3日目を過ごして、最後のアーナーパーナー瞑想が終わり、夜の講話になった。
テープのゴエンカ師は、ここまでこのコースを耐えたことを褒めてくれた。喜んでくれた。
何十年も前からこのコースは世界中であるが、どの時代もどの国でもみんな同じ気持ちになっているのだろう。
3日目を乗り越えることが本当に大変なことなのだろう。
そして、遂に明日からヴィパッサナー瞑想に変わるアナウンスが流れる。
ヴィパッサナー瞑想を学ぶために2時間ほどレクチャーがあるらしい。
どんな瞑想法なのか、どう変わるのか。
慣れて飽きがきたところに、瞑想法の変化という刺激が入った。
こういう刺激の入れ方も、このコースが良くできていると感じる所以。
講話の回収もそうだが、コースの配分も素晴らしい。
明日はどんな1日になるのか、昨日より120倍くらい楽しみな気持ちのまま寝床に入った。
今日もしっかり寝られますように。
おやすみなさい🌙
次回