日曜版 失敗から学ぶブランディング 2021/1/23
手段の目的化
今週の「失敗から学ぶブランディング」はタイトルにある通り、手段の目的化です。手段という言葉が指しているのは、まさに「ブランディング」そのものです。ブランディングすることが目的になってしまって、他の領域に悪影響を与えてしまった例を紹介しましょう。
以前、この#みんなのブランディング でも書いたことがあるのですが、ブランドの一貫性を担保するために、レビューのプロセスを設けるべき、というもの。実はこのレビューですが、あまりにもブランドをコントロールしたいという思いが強すぎると、事業のスピードや多様性を失いかねません。
以前、実際に経験したのは、ブランドをコントロールしたいがために、クリエイティブの制作をすべてブランドをコントロールしている部署に担わせたことがあったのですが、これが全体的に見て、煩雑だし時間もかかるプロセスでビジネスのスピードを落としてしまった、という失敗がありました。
ブランディングは
ビジネスを強くるため
に行うものです。
ブランディングは手段であって目的ではない
ということを今一度おさえておきましょう。この関係を見失わず、ブランドメッセージの一貫性を担保するプロセスを作るようにしましょう。