ブランディングとは仲間を増やすことである
シンプルに捉えてみよう
今日のテーマはブランディングをより簡単に捉えて足元でできることを考えていこう、というテーマで書いていきたいと思います。ブランディングというと、もちろん事業戦略をベースとしたブランド戦略を体現していくために仕掛けていく一連の作業ではあるものの、あまりにも机上でのみ考えているとその本質を見失うこともあります。
そこで、もっとわかりやすい形でブランディングを捉えて実行に移せるようにするにはどうすればいいかを考えていきましょう。
ブランドとは、各ステークホルダーの方々に、そのブランドのストーリーやヒストリー、提供する価値に共感してもらって、その方々と一緒にさらに広めて行くことで強化されていきます。もちろん、有名人を使って広く遍く知らしめていくようなブランディングもありますが、それができるのは大きな予算を持っている企業に限られてしまいます。しかし、大きな予算を持っていなくても、足元でブランドを強化できる方法はあります。それは、
である、とシンプルに捉えて、それに向けた活動を実施していけばいいのです。
仲間を増やすとはどういうことか
では、実際に仲間を増やしていくのはどのように勧めていけばいいのでしょうか。それも簡単に考えてみましょう。
例えば、あなた自身、ブランドを担当している身として、ご自身のブランドの起源、ヒストリー、ストーリーを淀めなく話せるでしょうか?また、ブランドが提供している価値はどのようなものか簡潔に語れるでしょうか。もし、それができるのであれば、あなたの周りにいる人たちに伝えていきましょう。決して売り込まなくていいです。いいプロダクトやサービスだと思ってやまないとは思いますが、納得もしていない段階から買っていただくことを強要してはいけません。仲間を増やす、ということに注目してください。あなたの周りの人たちがあなたの言うことに耳を傾けて、納得してもらことで、あなたのブランドの認知は少しずつ上がっていきます。そして、その輪が広がって行くことでブランドへの共感を得ていくのです。
この活動を、従業員のみなさんが全員行ったらどうでしょうか?マーケティングや営業などファンクションは関係ありません。全従業員で行ったら、その人数分の掛け算にすることができます。さらに、あなたの会社の協力会社の方々はどうでしょうか?あなたのブランドを薦めようしてくれていますか?そのためにはどうするばいいのでしょうか?考えていきましょう。
仲間はあらゆるところにいる
今書いた通り、ブランディングの輪をあなたの周りに広げていくことでブランドの認知や信頼は掛け算していきながら増えていくことになります。
さて、仲間になってくれそうな人たちはどこにいるのでしょうか?決して自分の会社の従業員だけではないですよね?上記したように協力会社の方々はどうでしょうか?あなたのプロダクトやサービスを売ってくれている人たちはどうでしょうか?そのようなことを話ができる関係を構築、維持しているでしょうか?こうやって考えていくと、どこに仲間になってくれそうな人たちがいて、そのために何をしていかなければならないかが明確になっていくはずです。決して、お金で解決することに逃げてはなりません。お金というファクターは大切ですが、それだけで繋ぐ絆はすごく脆いものです。
全ては信頼、共感といったエモーショナルな繋がりを作って行くべきであって、それば強固なブランドを作り上げいくことに繋がっていくのです。