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価値を引き上げるブランドという力

安い価格でしか売れないと思っていませんか?

さて今日の記事はブランドと価格についての内容にしていきたいと思います。日本は過去30年間デフレが続き、賃金も海外諸国に比較すると全然上がっていないという状況になっているために、売られている商品やサービスはクオリティが高いものの、価格は低いままという状況になっています。
これにはある種固定概念というか、強迫観念というか、高い価格では売れないという考え方があって、かなかな思い切って高い価格をつけられない(つける勇気がない)状況に陥っていると言えます。
しかし、安い価格でしか売れない、というのははっきり言って思い込みです。原価を積み上げ、付加サービスにかかる費用を乗せた金額総額と売出し価格の差、これを埋めるのがブランディングなのです。

まずは市場価格の2倍の設定で考える

ではどのように考えていけばいいのかを掘り下げていきましょう。例えば、競合品の平均価格を見て、その倍の価格で売り出すことを考えてみましょう。

売るのは無理でしょう。
利益を取り過ぎ。

といった反応があることが目に見えます。そこで、考え方を切り替えていきましょう。それは、

倍の価格で売れるように設計する

ということです。そう考えるとどう設計していきますか?

・商品のパッケージをデザインする
・ウェブサイトをもっと素敵にする
・買っていただいたあとのサービスを付加する
・売り場をキレイにデザインする

などなど。アイデアは出てきましたか?それらすべての施策から生み出される価値がブランドの力なのです。

ストーリーを紡ぐように

最後に伝えておきたい点があります。それは、付加する施策にストーリーがあるか?ということです。使ってもらう人の行動や心理をつぶさに観察してどのような施策が心を掴み、共感を得ることができるのか、それをきちんと考えぬくことです。ブランドは一夜にしてできません。コツコツと積み上げで行くものです。全ての施策が1つのストーリーとなるように紡いていくことが大切なのです。

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