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オウンドメディアを上手に使っていますか?

自社目線のコンテンツになっていないか

今回はオウンドメディア、つまり、自社WEBサイトだったり、フェイスブックのようなソーシャルメディアの使い方について書いてみたいと思います。
オウンドメディアという表現をするくらいですので、それらのメディアは自分たちがコントロールできる情報発信媒体であることは、過去に比べて格段にビジネスがやりやすくなったと言われる所以ではあります。一方で、他の企業も同じように自分たちのメディアとしてそれぞれを駆使して情報発信するのですから、競争自体は変わらないどころか、より戦略的に情報発信をしないといけない状況になっています。
このことは「当たり前のこと」なのですが、実際は独りよがりなオウンドメディアの使い方になっている、ということを意識しておく必要があります。ほとんどの企業が発信者目線”だけ”でのコンテンツ作りになっています。
もちろん商品やサービスの提供者である企業側が多くの情報を持ち、それを発信するわけですから発信者が発信したい内容のコンテンツになることは必然です。しかし、一方でWEBサイトは検索で当たらない限りはほとんどアクセスしてもらえないし、ソーシャルメディアも0.3秒ほどの「チラ見」で判断されている状況です。発信者が出したい情報を載せるのではなく、受け手に合わせて情報を発信していくことが大切になります。

ブランド作りの考え方を入れてみる

そこで、WEBサイトのコンテンツもソーシャルメディアのコンテンツも、ブランド作りをする、という観点で作ってみると、より良くなっていきます。つまり、

ブランドは各ステークホルダーの共感を通じて共に作り上げていくもの

という原則を思い浮かべるのです。例えば、サービスの一押しポイントを全面に出してコンテンツを作るのではなく、そのコンテンツが誰に対してのコンテンツであるかを明確にした上で、そのターゲットとする人がよくあるシーンをイメージさせるような情景豊かな表現から入っていくことです。そのコンテンツを一瞬で見た時に、自分事化してくれるような具体的なシーンの想定でもいいですし、憧れやフィーリングで「なんかいいなぁ」と思わせるようなキービジュアルでもいいでしょう。大切なことは具体的なターゲットをきちんと想定し、その人たちに寄り添ってコンテンツを作るという姿勢を持つことです。

ブランドメッセージはブラさない

オウンドメディア上では、様々なコンテンツを作っていくことになると思いますが、その際に、それぞれのコンテンツの根底に流れているブランドメッセージをきちんとコントロールするということが大切です。この点が抜けてしまうと、商品・サービスのターゲットのシーンごとにバラバラのメッセージになってしまうので、一貫したブランドビルデイングができなくなります。
常に「このブランドのコアは何か」「ブランドメッセージはきちんと伝わるか」といったチェックはコンテンツ作りには欠かせません。オウンドメディアは非常にパワフルな情報発信媒体です。上手に使ってステークホルダーとの共感作りに役立てていきましょう。

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