【詩】 影
一歩進めば付いていき、
一歩下がっても付いていく。
そう、ぼくは影。
キミの後ろで、ずっとキミを真似ている。
いつだって、キミの側で見ているよ。
ぼくは知っている。
頑張るキミを知っている。
ぼくは知っている。
ズルしたキミを知っている。
ぼくは知っている。
泣いているキミを知っている。
頑張る姿も、
怠ける姿も、
楽しい姿も、
悲しい姿も。
ぼくは全部を見ているよ。
ぼくは影。
いつもキミの側にいる。
いつもキミを真似ている。
それを知ってもらえたかな?
その上でどうするかは、キミの自由だ。
頑張るのも、
怠けるのも、
楽しむのも、
楽をするのも。
すべてはキミ次第。
キミの自由だ。
ぼくはそれを、
ただ後ろで真似るだけなんだからさ。
これからも、キミを真似させてもらうよ。