見出し画像

【IDEA】良いリーダーってどんな人?

今回は「リーダー」に関する記事です。会社などの組織に所属すると、その長となる人を中心に、仕事の方向性が決まってくるかと思います。明確な方針であれば、部下も動きやすいですが、曖昧であれば現場は混乱します。集団形成において、主要人物になるかと思います。

本屋が好きな私は、ビジネス書コーナーへ足を運ぶと「リーダーシップ論」「良きリーダーとは…」といった具合に、人を動かすためのハウツー本をよく目にします。名著であれば、それこそ200版以上再版されているのものもあり、いつの時代も、それだけ需要があるのかなと思います。

ただ、残念ですが、たまに話題になってしまうのは「あの人は、どうしてリーダーになったのだろう…」「彼はトップとしてどうかと思う…」といった疑問や不振が、どの業界、どの職場でもあると思います。

もちろん、こうした疑問を抱く人自身が、実務的な問題があるにも関わらず、管理職に責任転嫁している可能性もあります。

因みに、昨今の教育現場では、「ミドルリーダー」という、何やらきな臭いポジションが生まれました。教育界は、管理職のなり手不足が深刻になっているので、そうした背景があるのかもしれません。

ここからは、リーダーについて様々な立場で記事にしているので、よろしくお願いします。

【そもそも、リーダーなのか?ボスなのか?】

リーダーとボスの役割を分かりやすく描いています。
ボス…あなたが乗っていると、仕事が重いです。

上記の挿絵のように、そもそもリーダーの役割とボスの役割は違います。ボスは指示役を担っており、リーダーとは現場を引っ張る、いわば先導役です。たまにですが、現場の人間も当の本人もここを履き違えている場合があります。複数のリーダーがいてボスが不在だったり、その逆だったりと、私自身も過去ヘンテコな職場にいたことがありました。

因みに、学校現場においてリーダーは教頭、ボスは校長に該当するかと思います。私は、学校組織に染まりつつある人間なので、世間一般の感覚から少し離れているかもしれません。近頃のベンチャー企業を見ていると、役職にとらわれないフラットな人間関係も多いようです。

尤も、時代に合わせて、役職も柔軟であるべきなのかもしれませんが、もし、ボスやリーダーを置く場合、周りの人間も当の本人もここを混同してはいけません。現場の混乱を招きます。たまにリーダーが現場職員を囲うことがありますが、これも不味いです。ボスが孤立する危険があります。

【良きリーダーには、良き部下あり!!】

話を本題に戻しますが、リーダーに関して参考になる本があるので、紹介します。

大名に仕える藩士の掟になります。
非常に参考になります。

本書では、良いリーダーであるためには、良い部下を持つことの重要性を説いています。確かに、良いリーダーには信頼できる部下がいます。お互いが組織を良くしていこうとする、いわば相乗効果というものです。リーダーももちろん人間なので、リーダーシップを発揮できる環境を、周りの人間が作る必要があります。

それでは、良い部下を持つためにはどうすれば良いのでしょうか。本書では以下のように記されています。

良い人材を得るために人を好きになり、部下のことを思い、やさしく接する。下を大切にすることが、上のためにも、組織のためにもなるのである。

【葉隠 5章 組織 より】 山本常朝、田代陣基 著

一方で、部下はリーダーに対してどう意見すれば良いか、次のように書かれています。

諫言・意見をする場合は、相手を刺激しないよう、言葉を選び丁寧に話す。相手が納得するよう言葉を重ねる。諫言・意見は「和の道」。相手との調和が大切ということだろう。

【葉隠 5章 組織 より】 山本常朝、田代陣基 著

当時、主君に意見するのはとても難しく、場合によっては命懸けだったので、その覚悟の上で発言の内容を考えていたようです。

他にも「リーダーは腰巾着になってはいけない」「水清くして魚住まず」「人は脱線するくらいが大成する」などなど…ビジネス書に留まらず、人との接し方、働き方、生き方の参考になる1冊です。

【リーダーに憧れてはいけない!!】

たまにですが、「あの人のように仕事ができる人間になりたい!」といった具合で、憧れの先輩が職場にいたりします。過去、私にもいましたが、今振り返ると、これはこれで程々にするべきかと思います。

なぜなら、その人たちはあくまでも仕事上のロール(役割)を演じているのであって、あなたはその一面に憧れているに過ぎないからです。極端なことを言えば、その人の役柄に魅力を感じているのです。

よく、「立場は人を変える」という言葉がありますが、それは「人」ではなく「役割」かと思います。人が変わったかのように仕事振りが変わるので、そういった印象を受けるのでしょう。以前の記事でも書きましたが、「仕事とは、役割(ロール)を演じること」にあります。

どんな人にも良い面、悪い面は必ずあるので、良いところを吸収し、悪いところは反面教師として、その裏を取れば良いのかなと思います。

最後に、【稲葉浩志×中田英寿】の対談動画を転載しておきます。稲葉さんの「尊敬している方っていますか?」という質問に対し、中田さんは良い回答をしているので載せておきます(動画開始1:01:45頃)。

今回は以上になります。ここまで読んでいただきありがとうございました。最近ですが、フォロワーが500人を超えて嬉しいです。これからも、何かの参考になるような記事を発信していくのでよろしくお願いします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?