#6 お気に入りのイノベーション事例5選
こんにちは。はたま なおひで、です。
今回は僕のお気に入りのイノベーション事例を紹介したいと思います。
「これもイノベーションなのか!」「これ本当にイノベーション?」などなど色々考えるキッカケにしてもらえると嬉しいです。
※お気に入りの基準については超主観です!
イノベーションの定義については「”PLAYNEW”という言葉に込められた想い」に書いています。
1. USBメモリ
王道中の王道です。これは外せません。
「”PLAYNEW”という言葉に込められた想い」でも紹介した濱口秀司さんが発案した代表的なイノベーション事例です。
当時、すでにクラウド上に情報を記録する技術は出てきており、フロッピーディスク等の記録媒体からデジタルへの情報管理に移っていくという大方の予想がありました。
しかし、濱口さんはそこに目を付け、手触り感のない情報記録・管理を人がしなくなることは考えにくい、とあえてデータ量には制限がありながらも物理的な手触り感のあるUSBメモリを考案しました。
さらに、めんどくさいPCでのドライバインストールというユーザエクスペリエンス上の障壁もメジャーなPCメーカーと組んで乗り越え、USBメモリは実用化され今でも使われている製品となりました。
ものがどんどんデジタル化していく流れを逆手にとって発明されたUSBメモリはお気に入りのイノベーション事例のひとつです。
2. Spotify
これがイノベーションと呼べるかどうか一般的には怪しいところではありますが、僕の中では圧倒的イノベーション事例です。
中学生のころiPodを手に入れたとき、めちゃくちゃかっこよくてスマートなフォルムに感覚的な操作に感動しました。TSUTAYAで5枚1000円でレンタルしたCDをPCで読み込んでiTunesに追加していく優越感・・・
まさか10年足らずで月額料金を払ってスマホで音楽を聴く時代になるとは。
当時、絶対に携帯電話で音楽なんて聴くかと思っていた自分を恥じたい。
(音楽を聴くiPodと電話するものは絶対に分けたい!と考えていました)
ほぼすべてのアーティストの曲が聞ける、チャートや分野ごとのプレイリストが聞ける、あらゆる音楽の体験がSpotifyに詰まっていると思います。
ライブには敵わないですが。。。
3. Onのランニングシューズ「Cloud」
4年くらい前に出会ったOnのランニングシューズ。その中で「Cloud」は靴紐を結ばないで履けるモデルです。
最初に見たときは、「靴紐結ばなかったら走れなくない?」、変な靴が出たなーくらいに思っていました。しかし、脳裏に焼き付けられたおしゃれなデザインとフォルム、そして靴紐を結ばないで走ることができるのか試したいという欲求が上回り出会って1週間後には購入していました。
当時のモデルはヨーロッパでは「ストーンキャッチャー」と呼ばれていたらしく、靴底の隙間に石が挟まってしまうことが多々ありました。砂利道のランニングはご法度。
今現在はアップデートされて、ストーンをキャッチすることもなく、僕はホノルルマラソンもCloudで完走しました。たぶん、もっと足への負担が少ないやつとかマラソン向きのシューズはあったと思うのですが、ずっと履いていた信頼感とCloudを履いてマラソンを走るという謎のこだわりが勝りました。結局、筋肉痛以外の負傷もなく楽しく走りきれたので良かったです。
「靴紐を結ばなくてよい」こともさることながら、機能うんぬんより一緒に走りたいと思わせてくれたシューズはイノベーションと呼べるのではないでしょうか。
4. 傘
4つ目は変わり種を。
傘ってすごくないですか?折り畳み式が生まれたくらいしか形を変えてません。
いつくらいから傘って存在したのか調べてみたら、とにかくものすごい前から存在してました。古代中国、古代ギリシャ時代レベルのお話。
こんなにも長く使われるモノを考えた人を心から尊敬します。
これから傘にイノベーションが起きることも少しだけ期待しております。
5. 電気自動車(EV)
最後はイノベーションのうまくいかなかった例を。
電気自動車って結構前からできていた車で(傘ほどではないですが)、当時は全然流行らなかったんです。
電気自動車自体は、動力をガソリンから電気にしたという点はもちろん、その後もバッテリーの開発が進み、実用に耐えうる走行距離を出せるほどになるまで時間はかかりませんでした。これは売れると、開発者のみなさんは思ったことでしょう。しかし、販売台数は予測していたほど伸びませんでした。
その一要因としてよく語られているのが、環境(インフラ)整備が追い付かなったことです。「エコシステム」って呼ばれたりもします。
電気自動車って、充電スポットが必要になります。それはマイカーとして持っていたら自宅にはもちろんなければいけないし、ガソリンスタンドのように街中にも設置しなければなりません。
そこの整備があまりできていないまま車を販売したことが、思ったような販売台数に結びつかなかったのでは、、、と僕の所属していたゼミの人が言ってました。
強烈に印象に残っているイノベーション事例です。
ただこれから環境問題のことなどを考えると、まだまだ普及する可能性もあるのでは、、、とも思っています。
以上、僕のお気に入りのイノベーション事例でした!
では、また次回。