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いつがある話ない話

こんばんは。

今日は『ベトナム語レッスン初級1』の第5課の文法解説より、「Ⅱ.時間を表す表現(1)」、「Ⅲ.時間を表す表現(2)」の学習の記録です。

「Ⅱ.時間を表す表現(1)」では過去を表す文型、「Ⅲ.時間を表す表現(2)」では未来を表す文型を学びました。
こんな感じで、勉強してますよ。

過去を表す「đã」
未来を表す「sẽ」

ベトナム語は動詞の活用(過去形、現在進行形)がないので、動詞句の前に「đã」をつけることで、「過去のこと」を表します。
「Tôi nghỉ.」私は休む。
「Tôi đã nghỉ.」私は休んだ。
「Hôm qua tôi nghỉ.」昨日、私は休んだ。
3つめの例文のように、「昨日」という「過去の時を表す言葉」が入っている、つまり過去のことが明らかである場合は、通常「đã」を省略するようです。過去を表す言葉がありつつ、「đã」をつけるのは「〜したんだ」と強調したい時のようです。
「Hôm qua tôi đã nghỉ.」
昨日、私は休んだんですよ。

否定文は、「đã + không +動詞句」で表すのが基本です。
「Tôi đã không nghỉ.」私は休まなかった。
ですが、肯定文同様に過去のことと明らかな場合は「đã」が省略されます。
「Hôm qua tôi không nghỉ.」昨日、私は休まなかった。

疑問文は、「có + đã +動詞句 + không?」とはなりません
過去の疑問文では「đã」が省略されるようです。
なので、昨日「Hôm qua」のような「過去の時を表す言葉」が入っていれば、過去の文なのかが分かりますが。
「Hôm qua anh có nghỉ không?」あなたは昨日、休みましたか?

「過去の時を表す言葉」がなければ、過去のことを聞いているのか、現在のことを聞いているのか、分からないということになります。
「Anh có nghỉ không?」あなたは休みますか?

「過去の時を表す言葉」をつけずに質問する場合というのが、パッと思い浮かびませんが、例えばずっと「昨日」のことを話している流れでは、「(で、)あなたは休んだの?」みたいに聞かれることはあるかもしれないですね。
そういう場合は「文脈で理解する」ということでしょう。

答え方はこんな感じです。
「Hôm qua anh có nghỉ không?」昨日、あなたは休みましたか?
「Có, hôm qua tôi nghỉ.」はい、私は昨日休みました。
「Không, hôm qua tôi không nghỉ.」いいえ、昨日私は休みませんでした。

次に「未来」を表す表現ですけど、基本的に過去を表す「đã」が、未来を表す「sẽ」に変わるだけです。
「Ngày mai tôi làm việc.」明日、私は仕事をします。

これも「Ngày mai」という「未来の時を表す言葉」が入っているので「sẽ」が省略されています。
「sẽ」をつけるのは、未来の行動であることを強調する場合です。

否定文の構成も、過去「đã」のときと同じです。
「Ngày mai tôi không làm việc.」明日、私は仕事をしません。

疑問文の構成も、過去「đã」のときと同じです。
「Ngày mai anh có làm việc không?」明日、あなたは仕事をしますか?
答え方も同じ構成ですね。
「Có, ngày mai tôi có làm việc.」はい、明日私は仕事をします。
「Không, ngày mai tôi không làm việc.」いいえ、明日私は仕事をしません。

かなりパターンが固定されているので、文法的には覚えやすいかと思うのですが、「過去のこと」か「未来のこと」かは文脈で理解すること、という感じなので、ちょっとプレッシャーを感じますね。
実際、「昨日は〜」みたいな「いつ」がある話と、「旅行好き?」みたいな「いつ」がない話は、入れ替わり立ち替わり起こりそうに思います。

文脈で理解というのは、つまり会話なんですね。
相手の話をよく聞きましょう。
というところで。

以上です。

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