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マンディブル 2人の男と巨大なハエ Mandibles
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親友という存在に憧れがある。
ふらっと家に行っても嫌な顔されず、急な誘いにものってくれる。
そんな親友2人組が怪しい生物を車に乗せて、危険な橋をのらりくらりといく様子は何だか微笑ましかった。
2人の合言葉「トロ」は意味を持たないながらも、バリエーションが豊富だし(何なら1人バージョンまである)、見てる側は不思議に思いつつも羨ましく感じてしまう。
観終わった後、何を観させられたのか、何のメッセージがあったのか全く理解できないが、映画ってそんなものかもしれないし、親友2人が仲良くしてるところをただ見られただけで「まぁ良いか」となってしまう不思議な力のある作品だった。
ちなみに私は親友という存在に憧れているが、ふらっと家に来られるのも、急な誘いも全力で拒否したい。
憧れは永遠に憧れのままになりそうである。
■原題:Mandibules
■邦題:マンディブル 2人の男と巨大なハエ
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