与える人になりたければ、まず、自分のカップを満たすことです。
とっさに現れる自分の行動を、後で振り返って、
あの時、もっとできたんじゃないかって
後悔したり 自分を責めたりすることはありませんか?
日頃、お店でたくさんのお客様や、スタッフと接しているので、
そういうこと 私は、よくあるんです。
こんなふうに言ってあげれば、喜ばれたかもしれない、
こうしていれば、彼女は楽になれたかもしれない、
もっと、分かりやすく伝えることができたかもしれない、
もっと、勇気づけてあげられたかもしれない….。
もし、
だったら、
かもしれない.…
そんな後の祭りは、
どこまでいっても終わりがありません。
だって、エゴは現状否定が仕事だから、私が何をやったって、ツッコミを入れてくるんです。
だから、
「大丈夫、私はそのときの自分のベストを尽くしたよ」
と、自分を肯定して、MOVE ON! 軽やかに、先に進むように心がけています。
そして、もうひとつ、自分に言うのは、
もっと、自分に優しくしようね、ということなんです。
日頃から 自分に優しくすること、
親切にすること、
勇気づけること、
自分を許すことで、
とっさに現れる相手への態度も、さらに、洗練されていくと私は思っています。
自分にかける言葉は、いつだって自分が聞いているのですから、その言葉のエネルギーが自分の中で、いっぱいになっていれば、自然と溢れてくるはず。
まず自分のカップを満たし、
そこから溢れる水が
相手にとって、一番いいやり方での言葉、優しさや親切となって、相手に与えていくことができるのだと思うのです。
自分がいい、と思う、エゴが納得する行為や言葉ではなく、
相手にとって必要な行為や行動です。
それは、宇宙愛。
セルフラブ、
自分を愛する、
と言葉では言いますが、実は私たちは
愛、そのもの。
コップの水が溢れるとき、
私たちは、満たされて、まんまるになっているから、
無条件の愛そのもので、
相手にとって必要なことを、自然にできるのではないかとイメージします。
かんながら、
自然法爾の世界ですね。
Put yourself first.
自分を後回しにしない。
自分を優先させる。
それは決して利己主義的な考えではなくて、それだけがみんなが幸せになる方法。
自分のカップにちょっとしか入ってなくて、どうやって人のカップのことまで思いやれるでしょう?
それは偽善です。
自分が枯渇します。
それどころか 枯渇している自分のエネルギーを埋めるため、他人から奪ってしまうこともあります。
かまってちゃんや、
他人への中傷、
依存、
すべて 自分が満たされていないから起こります。
だれもが、自分のカップが満たされることに責任をもって、自分を愛せば、世界はどうなるでしょう?
日頃から、自分に優しい言葉、勇気づける言葉をかけてあげる。
どんなときも、褒める要素をさがして、自分をねぎらってあげる。
それが難しいときは、大好きな友達や、家族を思い浮かべてみます。
もし、今の私の状況を、その人たちが体験していたら、私はどんな言葉を 彼ら、彼女らにかけてあげるだろうか?
そうすれば、不思議ともっと、もっと優しい言葉が現れてくるのは、私のセルフラブが、まだ十分じゃないのでしょうか???
だけど、そんなにも愛おしい人たちが、私の周りにいてくれる、
そう考えれば、ますます満たされますね。