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パリのおすすめカフェ・レストラン 5選 vol. 17

これを書いている2024年夏、筆者にしては珍しく3ヶ月以上もパリに行っていないことに気づいた。

オリンピックの時期にパリに行くことだけは避けたいので、パリはしばらくお預け。

今回の記事は2023年11-12月にかけてパリに訪れた時の記録になるので、もしかしたらオリンピック前後で値段が変わってしまっているかもしれない。

最新の情報を読んで注意されたい。



1. アン・リーヴル・エ・ユヌ・タス・ドゥ・テ(Un livre et une tasse de thé)

こちらはアン・リーヴル・エ・ユヌ・タス・ドゥ・テ(Un livre et une tasse de thé)、つまり「一冊の本と一杯のお茶」というなんとも洒落た名前がついたブックカフェである。

場所はパリ10区、レピュブリック広場(Place de la République)の近く。

ブックカフェといっても本格的なお菓子が多数並んでいる。

このブックカフェはフェミニズム関連の本をメインに扱っており、定期的にワークショップやイベントを開催しているとのこと。

ひとまずコーヒーをオーダーしたが、他にもホットチョコレートや紅茶、チャイラテ、スムージーなどのカフェメニューがあるほか、季節のフルーツやチョコレートが使われた魅力的なデザートメニューもたくさんある。

このブックカフェのコンセプトとしては、フェミニズムに興味を持った人には誰でも、一人で気軽に本を読みに来るのもいいし、人と議論をするためにワークショップやイベントに参加しに来ても良いとのこと。

なんの思想や主義であれ、このパリのカフェのように強いコンセプトがあるカフェというものは日本には少ない気がする。

日本では、海外では…と知ったかぶりはあまりしたくないが、ヨーロッパでは、政治や社会に対する自分の意見というものがないと一人の人間として深い会話をするのが難しい時もある。

このカフェは、そのように自分の考えを持とうということを思い出させてくれる場でもある気がする。


アン・リーヴル・エ・ユヌ・タス・ドゥ・テ(Un livre et une tasse de thé)

住所:36 Rue René Boulanger, 75010 Paris, France

営業時間:10:30-19:30(火曜から土曜)、12:00-19:30(日曜月曜)

公式ホームページ:unlivreetune tassedethe.fr

2. バノイ(BANOI Amelot)

ジャンルがガラリと変わりこちらはベトナム料理店である。

フランスがベトナムを植民地としていた歴史もあり、パリにはミラノに比べて段違いにベトナム料理店が多い。

このバノイはパリ市内に二つ店舗があるようなので待ち合わせの際には注意である。

可愛らしい内装だが、実はかくいう筆者もこの友人と待ち合わせする際に店舗を間違えてしまった。

写真に写っているのはパリ東駅近くの店舗だが、実際の待ち合わせ場所はもう一つの店舗であるアメロ通り店の方であった。

店を間違えたことに気づき、慌ててアメロ通りの店舗へ行く。

このお店では、ガッツリ系の食事メニューよりも生春巻きなど簡単につまめるメニューが多い印象。

生春巻きは一本3.8ユーロ、その他小皿料理やスープ、ご飯ものも手頃かつ小さいのでいくつか頼んでシェアするのが良さそう。

ピーナッツ?のソースも後を引く美味しさ。

ランチセットもお得そうだったのでまた訪問してみたい。



バノイ アメロ通り店(BANOI Amelot)

住所:129 Rue Amelot, 75011 Paris, France

営業時間:12:00-14:30/ 19:00-22:00(日曜定休、月曜は昼営業のみ)

バノイ 東駅店(BANOI Vinaigriers)

住所:51 Rue des Vinaigriers, 75010 Paris, France

営業時間:12:00-14:30/ 19:00-22:00(日曜定休、土曜は昼営業のみ)

公式ホームページ:banoi.fr



3. カフェ・ヴェントゥーラ(Cafe Ventura)

こちらはパリ9区、最寄りはピガール駅の近くにあるカフェ・ヴェントゥーラ。

外には籐椅子が出ており、提供されているものも伝統的なパリのカフェメニューという感じ。

友人との待ち合わせのためにサクッと入店したが、店内を見渡すとデコレーションが可愛らしい。

カフェグルマン(Cafe gourmand)を注文。

カフェグルマンは、ミラノでは見たことがなく、パリでしかないメニューのようだが、カフェに小さなお菓子がちょこちょことついてくる楽しい一皿である(お茶バージョンもあり)。

アップルクランブルやフランボワーズのジャムが入った小さなマドレーヌが美味しい。

こういう小さなお菓子は一つ一つお店の手作りなのであろうか。

カフェグルマンを色々食べ歩くということを始めたら、新たな扉が開いてしまいそうである。

(モンマルトルのクリスマスデコレーション)


カフェ・ヴェントゥーラ(Cafe Ventura)

住所:58 R. des Martyrs, 75009 Paris, France

営業時間:7:00-23:30(月曜から金曜)、8:00-23:30(土曜日曜)

公式ホームページ:cafeventura.fr




4. バー・デ・テアートル(Bar des Théâtres)

ここはパリ8区、シャンデリゼ通りやガリエラ美術館、ギャラリー・ディオール、イヴ・サンローラン美術館が立ち並ぶエリアにあるカフェである。

赤が基調のカフェであり、扱っているフードメニューもドリンクメニューも伝統的なパリのカフェのものという感じ。

近くで働く友人との待ち合わせのために利用した。

「劇場」という店名の通り、店内には劇場のポスターや舞台のモチーフの装飾が施されている。


ひとまずお茶をオーダー。

パリのカフェでお茶やコーヒーを頼むとよくついてくるRichardというメーカーのチョコレートが地味に嬉しい。

友人が来た後は話に夢中になってしまい、写真がなく、一人で早めに来て頼んだお茶の写真しかないのだが、フードメニューが割と豊富なので、近くで働く人がひきりなしに訪れている印象であった。

こういう伝統的なパリのカフェはテラス席を使ったら良いのであろうが、寒くない日にテラスを利用してみたいところである。


バー・デ・テアートル(Bar des Théâtres)

住所:44 Rue Jean Goujon, 75008 Paris, France

営業時間:7:00-23:00(月曜から金曜)、8:00-23:00(土曜)、8:00-15:30(日曜)

公式ホームページ:bardestheatres.fr




5. ボブズ・カフェ(BOB'S Café)

最後に紹介するのは、フランス国立図書館フランソワ・ミッテラン(Bibliothèque François-Mitterrand)の近くにある映画館MK2 Bibliothèqueの中にあるカフェである。

本当はこの近くの別のカフェに行こうとしたのだが、閉まっていたので急遽席数が多そうなこちらを利用することにした。

天井が高く、ここで作業をしている人もちらほらいる。

エスプレッソは2ユーロ、ショーケースにはケーキやクッキー、サラダ、ベーグルなどのフードメニューが並ぶ。

抹茶クッキー3ユーロとティー3ユーロをオーダー。

ミラノで普段いくカフェに比べたらこのサイズのクッキー1枚で3ユーロは高いかなという感じであるが、美味しかったし、ゆっくり過ごせたのでよしとする。

このフランス国立図書館のエリアは、パリの中心部とだいぶ雰囲気が変わっており、近代的な建物が並んでるので、ちょっと異なるパリを経験してみたい人におすすめである。


ボブズ・カフェ(BOB'S Café)

住所:MK2 Bibliothèque, 128-162 Av. de France, 75013 Paris, France

営業時間:11:00-19:30(月曜から金曜)、10:00-19:30(土曜日曜)

公式ホームページ:bobscafe.com

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