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ミラノのカフェ・パスティチェリア5選 vol.20:イタリアのお菓子を食べるならここ、朝食からランチ、アペリティーボまで

とうとうこのシリーズも20回目を迎えたが、今回もミラノの美味しいお店を紹介していきたい。



1. ナエヴェ(Naëve)

こちらはモスコヴァ駅の近くに新しくオープンした日本風のケーキも取り扱うカフェ。

こじんまりとした店内に対して、イートインスペースの席数はわりと多い印象。

くすみピンクが基調のインテリアが可愛らしい。

日本風ケーキのラインナップは、ミルクレープやチーズケーキなどなど、日本だと普通のものに思われるかもしれないが、意外にもイタリアにはこのようなケーキがなかったりする。

ケーキは7ユーロから、クロワッサンやパンオショコラなど甘いパンは2-3ユーロとお手頃。

筆者が頼んだカヌレはなんと1.5ユーロとカヌレにしてはとても安い。

その一方でマキアートは1.4ユーロとちょっと高く感じる。

それでも席料はかからないので、日本風のケーキが懐かしくなったら利用してみたいお店である。

公式インスタグラムにも美味しそうなケーキの写真が分かりやすく掲載されているので要チェックである。


ナエヴェ(Naëve)

住所:Via della Moscova, 51, 20121 Milano, Italy

営業時間:8:00-19:00(月曜から土曜)、10:00-19:00(日曜)

公式ホームページ:naevemilano.com


2. ジャルディ(GIARDÍ)

こちらはミラノ中央駅から徒歩圏内のヴィーガンカフェ。

営業時間は10:00から15:30までと短めなので、ランチとその後のおやつタイムに利用できるカフェとして考えておいた方がいいかもしれない。

メニュー表はこちら。

メインのおかずのプレートは12ユーロから、お菓子は3.5ユーロという価格帯。

こちらはお菓子のショーケース、これくらいのサイズの焼き菓子が3.5ユーロというのはわりとお手頃な気がする。

この日はお腹を空かせた友人と、食事のタイミングではなくちょっと甘いものが食べたかった筆者とが集まった感じだったので、友人はサンドイッチとオープンサンド、小皿2種を、筆者はキャロットケーキを食べた。

様々な野菜が挟まれたパン、友人は美味しそうに食べていた。

筆者が食べたキャロットケーキの方は、たっぷりのヘーゼルナッツとチョコクリームをのせてもらったので、食べ応えがあった。

でもケーキ自体は見ての通り薄めに切ってあったので食べやすかった。

お肉に見えるが全て野菜のサンドイッチである。

平日の昼時、次々と人が訪れており、ほぼ満席であった。

軽めの昼食を取りたい時におすすめなお店である。


ジャルディ(GIARDÍ)

住所:Via Napo Torriani, 3, 20124 Milano, Italy

営業時間:10:00-15:30(月曜定休)

公式ホームページ:giardifood.com



3. ドルツェート(Dolzeto)

こちらはイーゾラ地区に新しくオープンしたカフェ。

インディゴブルーとブラウンが基調の店内、ショーケースには様々なパンや焼き菓子が並んでいる。


おひとり様にも使いやすい席あり。

パウンドケーキは3ユーロとお手頃。

食器も統一感がありかわいい。

甘いパンも美味しそう。


ちょっとしたケーキも種類が色々あり、目移りしてしまう。

持ち帰りやプレゼント用のお菓子もあり。


何にするか迷ったがキャロットケーキ3ユーロを注文。

カフェ1.1ユーロと合わせてゆったりカフェタイム。

このエリアのカフェは大抵席料がかからないのでありがたい。

ついでにお水までもらえて嬉しい限り。

このお店ではナプキンもインディゴブルーと統一されていた。

テーマカラーがあるお店はいい。

また別のお菓子も食べにいきたいと思っているカフェである。


ドルツェート(Dolzeto)

住所:Via Francesco Arese, 19, 20159 Milano, Italy

営業時間:7:00-18:00(月曜定休)

公式ホームページ:dolzeto.it



4. ロングソングブック&カフェ(Long Song Books & Café)

こちらはポルタ・ヴェネツィアエリアにあるブックカフェである。

店内では古本が販売されている。

壁をぐるりと本が取り囲んでいる。

ショーケースの中にはお菓子やパンが色々。

フードメニューも色々あるほか、週末にはブランチもあるようだ。

エスプレッソは1.2ユーロ、クロワッサンは1.6ユーロとわりとお手頃。

今回注文したのは、クッキー2.5€とマキアート1.4€。

イタリアではエスプレッソとマキアートの値段が同じであることが多いのだが、ここでは0.2ユーロの差額があるほか、クッキーの値段もこの大きさにしてはちょっと高めに感じる。

クロワッサンは1.6ユーロとお手頃であったが、ケーキ類は5ユーロを超えるものが多い。

とはいえ席料はかからないカフェなので、パソコンを持ち込んで作業をしている人がちらほらいた。

イタリアでは貴重なノマドカフェなのかもしれない。

店内にある本は、文学から画集などまで、実にそのジャンルはさまざま。


中にはかなり古い本もあり、気になってつい手に取ってしまう。


またお酒も提供しているカフェとのこと。

伝統的なイタリア式カフェが多い中、ちょっと新しいブックカフェ。

古本好きな人に勧めたいスポットである。


ロングソングブック&カフェ(Long Song Books & Café)

住所:Via Antonio Stoppani, 11, 20129 Milano, Italy

営業時間:12:00-24:00(月曜から金曜)、18:00-23:00(土曜日曜)

公式ホームページ:longsongbooks.com


5. リヴォワール・ブレラ(Rivoire Brera)

こちらは本店はフィレンツェにある老舗カフェ・リヴォワールのミラノ店。

フィレンツェ発祥のカフェらしく、フィレンツェの町のシンボルである百合(アイリス)をモチーフとしたロゴになっている。

2024年現在ミラノには、ブレラ地区とポルタ・ヴェネツィアエリアに店舗があるようだが、この時はブレラ地区の店舗を訪問した。

写真を見て「あっ」とお気づきの方もいるかもしれないが、このカフェ、家具はクラシカルな感じなのに、天井や壁の装飾がだいぶ仰々しい。

あまりフィレンツェには関係ない美術館が所蔵しているような、あらゆる時代の絵画のコラージュで壁紙が作られており、もっと他に良い装飾はなかったのかとちょっと突っ込みたくもなる(逆にピンク一色とかにした方がスッキリして良さそう)。

気を取り直して、ショーケースの中の食べ物は美味しそうなのでご安心を。

食べ物だけではなくハンドクリームなどのオリジナルコスメも扱っているらしい。

フィレンツェといえばということでカントゥッチも食べることができる。

ちょうどイースターの時期に訪問したのでエッグチョコも販売されていた。

冷蔵のショーケースの中にはチョコレートがずらり。

訪問した時には2階のお席でお茶をすることにした。

エスプレッソは2ユーロとあるが、席料なし、かつ小さなチョコレートがついてくるので、このエリアのカフェとしては使いやすい価格帯のカフェかもしれない。

お茶の種類も豊富。

お茶とビスコッティのアソートで10ユーロというセットもある。

2階の内装も派手な感じ。

テーブルと椅子は可愛らしいので、壁紙をこのピンクで統一すればよかったのにと2階に上がった際に、再び思った。

友人とマキアート、チョコレート、カントゥッチ、ビスコッティをそれぞれオーダー。

ビスケットやチョコレートは1ユーロから1.5ユーロほど。

こちらはコーヒーに添えられていたチョコ。

最初は砂糖かなと思っていたが、中を開けてみたらチョコレートだったという嬉しいサプライズ。

階段もなかなかカオスだったので写真を掲載しておく。

内装のことばかり書いてしまったが、フィレンツェ本店の内装は、もうちょっとクラシカルで普通な感じだったので、フィレンツェ本店の方も行ってみたいと思っているのであった。


リヴォワール・ブレラ(Rivoire Brera)

住所:Via Marco Formentini, 9, 20121 Milano, Italy

営業時間:9:00-24:00(月曜から木曜)、9:00-26:00(金曜)、10:00-26:00(土曜)、10:00-24:00(日曜)

公式ホームページ:rivoire.it

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