30:同じ地球人なのに
Bonjour!
毎日いろいろあるけれど、ベナンに来ることができてすごく幸せだし、この国好きだなとよく思います。
一方で、無意識に「ベナン人を見下してるのかも」と思う時もあるし、自分の身を守るためにも今後良好な関係を築くためにも、時々嘘をつくことがあります。
例えば、ヨーグルト(大きいのだと300円程度)を買った時は絶対手に持って歩かないし、何を食べているか聞かれても「いつも野菜とパイナップルしか買わないよ」と答えています。
ましてや任国外旅行に行くことを伝えるなんてもっての外。
※月給
・ベナンの平均月給=1万円(自宅警備員)
・任地のエリートの月給=8万円(校長)
→私の生活費と同じ
※任国外旅行
・隊員は年に20日、日本を含む海外に行くこと(JICA事務所がある国+先進国)が許されている。もちろん自腹。
相手が優しくしてくれても、自分のことを好いてくれても、嫌なこと(お金や物の要求等)をしなくても、衛生概念と金銭感覚があまりにも違ったり、人の子どもを思いっきり殴ったりするところを見てしまうと「ベナン人」という括りになってしまいます。
先日、日本から安全に係る調査団が来て任地の市役所と警察署を一緒に訪問しました。
彼らと話をした時「ダメだ、話が全く通じない」と仰っていました。少し深い話になると話が全く噛み合わなかったようです(私はフラ語分からず)。
確かに配属先の人と活動の話をした時、翻訳機を使ってもちんぷんかんぷんな答えが返って来て凄くびっくりしたことがありました。
そんなこんなで、外国人と関わったことがあって外国人の価値観が分かるベナン人(いわゆる首都のエリート)と関わる時は国籍がチラつくことはほとんどないですが、任地の人=ベナン人という括りになってしまっています…。
「自分本当に嫌なやつだな」と思い、同期に相談したところ「ただ違いがあるだけ」という言葉を貰ってすごく納得しました🇸🇳
生まれ育った環境が違いすぎて、完全に同じ目線に立つことは難しいかもしれませんが、もう少し彼らのことを受け入れる余裕をもちたいです。
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