39:ベナンが発展しにくい2つの大きな要因
Bonjour!
ネガティブな題名になってしまいましたが、自分の記録のためにも記載しておきます。
理由①:ベナン人の性格
以前、10:ベナン人の「本音」で書いた内容と少し被りますが、ベナン人は「妬む」性格があります。
以下、ベナンに嫁いだ日本人女性から聞いたエピソードです。
とある村に住む優秀な青年が留学することになりました。
妬む文化があるため、彼は荷造りを終えた出国前日に留学に行くことを家族に打ち明けたそうです。
しかし、その噂は村中に広がり「あいつだけ海外に行くなんて許さない」という理由で、村人達はその青年を「殺す」計画を企てました。
その結果、青年は森へ逃げ回り、留学は無くなったそうです。
青年が生きているのかは誰も知らないとのこと。
優秀な人物を「頑張ってね!」「凄いね!」と称えるのではなく、獲得した地位から引き摺り下ろそうとする…。
私はまだベナン人のそのような性格を垣間見たことがないですが、珍しいエピソードではないようです。
また、ベナンの土着宗教であるブードゥー教の「グリグリ」というおまじないによって、遠隔操作で人々を呪うこともできるんだとか。
個人情報になるので記載できませんが、実際その日本人女性も目に見える形で被害に遭っています。
理由②:仕事がない
ベナンは他の国々と比べて圧倒的に仕事がありません。
高卒、大卒でもタクシー運転手というレベルだと聞きます。
他国(他のアフリカ諸国は分かりませんが、中南米やアジア)であれば、
良い学校を卒業する
→良い職に就くことができる
→子どもに学費を払うことができる
という良い循環が生まれます。
カンボジアで出会ったある通訳の男性は
日本語を話せる
→通訳として働くことができる
→収入の向上
というモチベーションで「日本語の勉強頑張ったよ」と教えてくれました。
ここからは私の推測ですが、職がないベナン人にとって、
高度な教育を受けても収入は変わらない
→勉強するモチベーションや子どもを学校に通わせるモチベーションが低い
のだと思います。
首都はJICAをはじめとする先進国の支援で道路が整備されています。
外国人もたくさんいるので、他国の価値観を受け入れることができる人もいると思います。
一方で、「村に行けば行くほど外国人はいない=昔からの妬みの文化が続いている」という構図がある気がしてなりません。
本人たちが幸せならそれでいいと思いますが、優秀な学生達の「勉強したい」という気持ちを踏み躙る様な価値観はとても悲しいです。