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努力は美化されがちなのかもしれない。
努力ってなんなんだろうね?と
ある日息子から尋ねられた。
部活でこう言われたらしい。
「きみは全力を出してないよね」
そもそも自分は特に試合で勝ちたいとも思わない。
むしろスポーツを楽しみたいと思っている。
そんな自分の気持ちもおかまいなしに
コーチや先生は
試合をする前提、試合に勝つための勝つための練習をするんだよね、と。ふむ。
彼の持論としては
力に頼らずとも最大限のパフォーマンスはできる
というものがあり
少し膝を曲げてゆるんとした姿勢で
練習に臨んでいる。
肩の力も少し抜いて、
筋肉だけでなく、
肩甲骨からの動きで
無駄な動きを排除している(らしい)。
変に力みすぎて構えていると
次への動作へ移行しづらくなるからだ。
#
わたしも施術家としては
力に頼らない触れ方、ほぐし方を推奨するし
施術する側にも負担にならない施術のほうが
断然いいと思っている。
ので、彼の言わんとしていることには
大いに賛成である。
基本的に、スポーツをするということは
種目によって動きに偏りや特色があるので
特定の動きを練習するがあまり
体の一部分に負担をかけてしまう傾向がある
ようにお見受けする。
練習すればするほど
怪我をしたり故障したりというのも
なんだかおかしい気もする。
#
というわけで、彼は彼なりの
動作の美学を追求しつつ
練習に参加をしているのだが
ゆるん、と脱力した状態で練習してると
「あいつ、手を抜いてる」
と思われてしまう傾向にあるようで少し悩んでいるらしい。
コーチ陣のいうことを
一生懸命にやっている人が
「ザ・努力している人」
とみなされていることに
彼なりの疑問を投げかけている。
#
で、彼からの質問に戻る。
「努力ってなんだろう?」
#
わたしはこんなふうに答えた。
ひとまず先生方も経験値から言えること
伝えたいことがあるし
それが良かったから伝えているのだろうから
耳を傾けるのもいいと思うよ。
けど、
それが本当に正しいかどうかはわからないし
本当に正しいかもしれない。
まずはやってみて
それでも納得いかなければ
やらなくていいんじゃない?(←笑)
やらない、ということが
努力に結びつく・つかないない、は置いておいて
人から認められる努力もあれば
自分が自分で肯定できる努力もあると思う。
結局は自分が正しいと思う道を
自分で納得して選択できることが
いいんじゃないかな。
#
わたしの答えも、
かなり個人的価値観が含まれたものなので
スポーツ選手からしたら
わかってないなーと思われる部分も多々あると思う。
けれど、なんか変だよって思いながら
周りの意見や社会の気風に巻かれるよりは
・ちゃんと自分の意見を持つということ
・なんならきちんと発言もできること
この部分を学生のうちから培えるのも
悪くないと思っている。
息子、なかなか一筋縄ではいかない
人生になりそうだけど
骨のあるやつになりそうだなと
楽しみにしてる母です。
追記
多分、「全力」という意味への
双方による見解の違いもあるのではないか?
①目一杯の力(筋肉的な)を出す。
②効率の良い動き方に全集中する。
どちらも全力でやっていると十分にいえると思うので。
ご家庭でこんな疑問が湧き出てくることってあるのかしら?と思い、noteで私なりの見解をのべさせていただきつつ、疑問を投げかけてみた次第です。
スポーツ選手や部活に勤しむお子さんをお持ちの方のご意見、聞いてみたいです。
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