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植物肉で米国進出 井出剛さん独自技術で「飢餓を撲滅」

 日本のアントレプレナーが植物肉を世界展開。
ボストンにアメリカ拠点を置いた理由が気になる、笑。

 発売されたら食べてみたい!

大豆由来の「植物肉」原料を開発するスタートアップ、DAIZ(熊本市)を起業し、社長として率いる。同社には味の素や丸紅などが出資、イオンやニチレイフーズなどに商品を供給している。5月に米ボストンに子会社を設立し、来夏には植物肉の本場、米国で商品販売を目指す。

地元の熊本が台風や豪雨など自然災害に見舞われるのを見て、「環境に左右されない新事業を立ち上げたい」。学者だった父に「ユニークな研究者がいる」と言われ、出会ったのがDAIZのもう一人の生みの親、落合孝次取締役だった。

2019年、シアトルで開催されたコストコのサプライヤー向け世界大会に出席すると、環境問題の議論が白熱し、植物肉が推奨されていた。その熱気に魅了され、植物肉の研究に本格的に着手した。今では植物肉で国内の第一人者と目され、出資の話も絶えない。

自身は敬虔(けいけん)なクリスチャンで「パンはみんなに分け与えなければならない」が信条だ。「植物肉の普及で地球環境や飢餓撲滅に少しでも貢献できれば」と力を込める。

植物肉で米国進出 井出剛さん
独自技術で「飢餓を撲滅」

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