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KCL (TESOL) イギリス大学院留学日記 自己紹介

初めまして、Naoと申します。今年、英語教員として退職をし、9月からイギリスの大学院(KCL MA TESOL)に留学をしています。今後も、日本の英語教育の発展のために少しでも貢献したい!という思いの元、留学先での気づきや、英語教育全般について書いていきたいと思います。



自己紹介

これまでに、英語教師として、塾、私立の中高一貫校、大学で働きました。
今年の3月まで、高校3年生の担任を務め、彼らの卒業と同じタイミングで退職を決意し、イギリスの大学院に留学することを決めました。

留学のきっかけ

教育現場で働いている際は、日々、目の前の学生や生徒たちの指導に喜びとやりがいを感じていました。しかし、同時に、生徒たちの英語力をより向上させるためには、指導者である私自身が、英語力や指導力を向上させなければならないと強く感じるようになり、この目的の達成に繋がるであろうTESOLの分野で勉強をすることを決めました。

進学先を選んだ理由

イギリスを選択した理由は、修士号を1年で取得できるためです。他の国では、基本的に2年必要であり、円安の関係で、2年間となると留学費用を捻出できそうになかったというのも一因です。

イギリスの大学選択については、基本的に、Times Higher Educationのランキング(画像参照)を元に、TESOLの分野で強い、University College LondonとKing's College Londonの2つに絞りました。

ランキング上はUniversity College Londonのほうが高いものの、カリキュラム内容としては、King's College Londonにより惹かれました。理由としては、King'sでは、TESOLの修士号の取得はもちろん、CELTAの取得も同時にできるためです。(画像参照)

CELTAとは、ケンブリッジ大学が認定を行う国際的な英語教授法資格であり、取得のためには、120時間以上の講座の受講や教育実習を行うことが義務付けられています。本来CELTA受講のためには、£1800程度の費用がかかりますが、King'sではこれが授業料に含まれており、提携先の語学学校(International House London)で教育実習を4週間に渡って行うことになっています。CELTAは、国によって異なりますが、基本的に受講生はIELTSで7.5-8.0程度の英語力が求められ、イギリスの多くの大学院の入学基準よりも高く設定されています。

このようなハイレベルな環境下で、理論ベースの学習はもちろん、CELTAを組み込んだ実践力を重視しているKing'sのカリキュラムに惹かれ進学を決めました。(ちなみに、私は、King's以外にあまり興味をもてず、他の大学には一切出願をしませんでした…受験戦略的には最悪で、今になって考えると、中々無謀だったなと思いますが…)

Noteを始めた理由

私はKing'sへの留学を決意したものの、TESOLコースに進んだという日本人の情報があまりインターネット上で得られず、大変苦労しました。今後このコースに留学される方の情報源の1つとして、少しでも参考になればと思い、Noteを始めました。

また、CELTAとMA TESOLの認知度を高めたいと思ったというのも理由の1つです。CELTAやMA TESOLについては、認知度がそれほど高くないせいか、日本で情報を得るのは、中々難しいのが現状だと思いますが、これらの認知度を高め、現状の日本のカリキュラムにうまく組み込むことができれば、きっと英語教育の向上に繋がると思います。EFL環境であるという日本のコンテクストを踏まえると、世界基準だからといって、CELTAベースの教え方が必ずしも最適解ではないと思いますが、日本の教育で欠けている部分を補う一因になるという意味では、CELTAの指導法は有用なのではないかと考えています。日本の教育の利点を活かしつつ、いかにCELTAの内容を組み込めるかという部分の検証は、ロンドンの言語学校の教育実習を通し行い、更に情報発信もしていきたいなと思います!(この辺については、もしご興味を持っている方がいらっしゃいましたら、色々とお話させていただきたいです)

さいごに

拙い文章になってしまうかと思いますが、少しでも何か皆さんの参考になれば幸いです。また、ぜひ英語教育に興味のある方々同士のネットワークができたら嬉しく思います。(気軽にフォローしていただけますと幸いです)最後まで読んでいただき、ありがとうございました!


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