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KCL (TESOL) イギリス大学院留学日記 CELTA Teaching Practice (教育実習) 2週目が終わりました!

皆さんこんにちは。現在、King's College London(キングスカレッジロンドン)の修士課程(TESOL専攻)とCELTAのコースで勉強をしているNaoです。

2週間に渡る、CELTAの教育実習が終了しました。(残りの教育実習は、4月に行われます。

今回とにかく嬉しかったことは、この2週間で行った4回のTP(授業)全てにおいて、目標としていたAbove Standardの評価をいただけた点です。Above Standardについては以下の記事で触れていますので、よろしければご覧ください。

評価がAbove Standardの場合は、tutorが評価を記入するフィードバックシートの欄の(If applicable) The following elements were Above Standardの部分にコメントを書かれます。(通常は空欄)


Tutorからは以下のようなコメントをもらいました。
1回目の授業 (Listening and Vocabulary):
(If applicable) The following elements were Above Standard
Material adaptation and feedback to listening task focusing on TL and building up lexis

2回目の授業 (Speaking):
(If applicable) The following elements were Above Standard
The use of role play was above standard in this lesson.

3回目の授業(Grammar and Vocabulary)
(If applicable) The following elements were Above Standard
Lesson flow, pace, bomb game idea and planning documentation

4回目の授業(Reading and Writing)
(If applicable) The following elements were Above Standard
Procedure / execution of freer practice task

CELTAの評価において、この欄が記載されることは稀だと聞いていたのと、周りのコースメートの多くも記載されなかったと言っていたので、ひやひやしていましたが、このような結果を得られて本当に嬉しく思います。

残りの4回の授業は4月に行う予定ですが、果たして残りの4回の授業も含め、全8回の授業でAbove Standardを取った場合Pass Aを取得できるのかどうか、この辺は非常に気になるところです。

今回は、TPの作成にとにかく時間を費やすことによって、全てのTPでAbove Standardを取れたわけですが、個人的には授業を行う上で一番大事にしているのは、実は授業外の時間だったりします。

私は、受講生に対して、授業前と授業後にとにかく声をかけるようにしています。それは、授業をするにあたって、生徒とラポールを築くことと心理的距離を縮めることによって、緊張を解き、彼らが授業内で発言をしやすい雰囲気を作るためです。

例えば、エリトリア出身の生徒に対しては、事前に東アフリカの知識を収集し、気になったことを質問したりしました。ブラジル出身の生徒は、日本食を作ることと、最近ロンドンで就職のための面接を受けたということを授業内で言っていたので、授業内ですかさずメモをとり、後日、面接どうだった?など聞いたりしました。

そのブラジルの生徒からは、面接のことを覚えていたことが驚きだったみたいで、「授業で言ったことを覚えてくれていて驚いた。わざわざ覚えていてくれてありがとう」と言われました。

些細なことかもしれませんが、相手の話をちゃんと聞き、こうしたコミュニケーションを授業内外で取る習慣をつけると、信頼関係が生まれ、生徒の授業内での様子も大きく変わります。特に、発言量が一番変わってくる部分だと思います。こうした部分はいわゆる評価にはなりませんが、個人的には非常に大切な側面だと思っています。

こうした習慣は日本で教員をやっていたときから変わっておらず、結局CELTAであろうと、教える国が変わろうと、教育の実践方法などは共通しているのだなとこの2週間の実習を通して、強く思いました。

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