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141.【経験談・キャッチ業務②】4日間だけ芸能事務所でスカウトマンになった時の話し 〜第2話:”社長が事務所に来ない理由”と”急角度な業務変更提案”〜
~前回までのあらすじ~
その時にオーディション面接をやった人は、そこの事務所の副代表Oさん(仮)でした。
なんとこの方。僕と同い年ではありませんか。
個人的に感じ取ったその副代表のOさんの雰囲気は、showroom代表取締役の前田裕二さんにどことなく似ておりました(イケメンでした)
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ちなみに、オーディション面接の流れは下記の通り。
①デモ音源と歌詞をデータでもらう(別日)
②収録の個人練習(別日)
③事務所収録(オーディション当日1)
④面接(オーディション当日2)
こんな流れで当日を迎えることになりました。
僕は当日まで胸躍らせていました。
本番まで気持ちを上げるために歌メロを覚えて
歌えるように仕上げていったのです。
本番当日、メロや歌入れの練習も万全。
実際に聴いてみての確認も何度もしてみました。
収録は半地下にあるレコーディングブース内で開始。スタッフの方が誘導していただき、3回に及ぶRETAKEをし、収録終了。
その時、副代表Oさんが再び最後の面接をしていただきました。
副代表Oさん:「宇佐美くん、お疲れ様でした。
結果はどうだったのかというと…
今回、残念ながら今うちが求めてる
声と歌い方ではなかったかなぁ。申し訳ない」
残念ながら、今回は不採用宣告。
久々に味わう音楽に対するプチ挫折でした。
まぁまぁまぁ…経験として受けたまで。(合理化)
どっちにしろ良いネタにもなったし。
振り返ればこうやってnoteにblogを書けている小ネタになったわけなのですから。
花丸満点💯な訳であります。
これは今日の良い酒のつまみになりそうだな、なんて思っていた時でした。
そこから、不穏な空気になって帰る流れになるのか……と思いきや。
お互い何故だか世間話しで笑いながら盛り上がったんですよね。
何があったのかは分からず、シンプルに気があったんでしょうか。
そこの面接の流れで、ここの事務所の話しから、立ち上げの話し、そして滅多に事務所に来ない代表取締役の話しを聞きました。
その代表取締役である社長が事務所に滅多に現れないのは何故なのか。
色々考えられることがありますが、僕はその時衝撃と感動を覚えた1つのとある理由を知りました。
その理由をOさんに聞いてみたところ。
今現在代表は、別芸能事務所の社長の看板持ちをして日本中のロケ現場を駆け回っていると聞きました。
『え?社長なのになんで?』って当時の僕はすぐに思いました。
社長や代表取締役といえば、部下に指示を的確に出したりして、なるべく動かず部下の業務を俯瞰してみる仕事をしているイメージでした。
でも、ココの社長は少し違いました。
業績が上がっている社長の仕事スキルや、より盛り上がっている芸能事務所の事業のノウハウ構築を作り上げるために、べた付きで別の社長に学んでいたんです。(こりゃぁ、たまげた)
社長だという肩書きや変なプライドは横に置き、一切関係なく学ぶ。
どんな形になろうとも、自分の事務所を、大きくする為には手段を選ばないのです。
実績がある人から真髄を学び尽くすその泥臭さがありました。
なかなか出来るものじゃないはずです。
きっと一般的な人はきっと。
「え?///自分社長なんでそんなこと、し、しないっすよ」
…っていうプライド、あると思います。
(「吟じます」by.天津木村)
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贅沢に1スクロール分、天津木村で使いました。
さて…戻します👇
これを聞いたとき、本当に凄いなって心の底から感じました。
その当時聴いたのは、テレビでも見る超有名俳優のマネージャーとして動かれていてスケジュールを聞いたらとんでもないハードワークっぷりでした。
(会社経営しながらダブルワークしている姿、
一生懸命なのは、人として凄く格好いいです)
※いつの話しとか年数ですとかは特定される恐れがあるので控えさせていただきます。
そんな中、同い年の副代表の方から、こんな質問が飛んできました。
副代表Oさん:「宇佐美くんはさ。
将来どういうところを今、目指してるの?」
やっぱり音楽で食べていきたいとか、
そういうのがある感じ?」
興味本位で、サラっと聞かれたことがありました。
当時の僕の回答は、こうでした。
宇佐美:「もちろんそれも面白いなと
思っていた時期はありました。」
「ただ、一般的な仕事をすることも好きなので
ライブの主催を開いたり、
輝ける場所を探してる芽がこれから出そうな
アーティストがより活躍できるような場所を
世の中に提供したいって考えています。
LIVEを打ち建てることもそうですが、
ライブバー経営をしていくことも視野に
入れてまして。夢の話ではありますが、
追いかけている最中です。
いつになるかどうかは分かりませんが。」
副代表Oさん:「へぇ、面白いね!
ここまで音楽やってる実績があるから
てっきりRapとか歌でご飯食べたいのかと
思ってたんだよね。、
僕も提供する側で居たいから、ココの事務所を
そういう思いで社長と一緒に立ち上げたんだよ。
だから、気持ちは凄いわかるよ。」
なんとなんと。
僕の思い描いてる目標に共感をしてくれたではございませんか。
なんということでしょう(匠の技)
若干うる覚えではありますが、その後はこんな会話をさせていただいた記憶があります。
副代表Oさん:「宇佐美君は今は昼の仕事は
していないで、転職活動中なんだっけ?」
宇佐美:「はい。今は前の会社を辞めて、
昼はフリーです。どうしようかって、
色々と考えているところではあります。
フリーランスとかも良いなって考えている
最中ではありますが、
今は、こう入ったバイトも経験しながら
資金集めていてって感じで。
色々と同時進行で動いています。」
副代表:「そうか、じゃ仕事探してるんだ。」
宇佐美:「そうですね、なかなかないんですよね。」
副代表:「なるほど、じゃぁ、良かったら
うちで事務所スカウトの仕事とかしてみる?」
宇佐美:「え?どういうことですか?」
副代表:「今僕らの形態はフリーランスでさ。
丁度いいかなと思って。
宇佐美君、なんかそういうセンスも、
あって良さそうだし。
目上の人や初めての人との喋り方も、
しっかりしてる。
お客さんの対応もできるだろうしどうかな。
これも、ご縁だと思うからさ。
すぐじゃなくて持ち帰って考えてもらうでもいいし」
宇佐美:「え、是非とも。やってみたいです」
副代表:「あ、いける?了解、じゃあ明日から
来れるかな。」
_人人人人人人人人_
> 仕事先即決! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
ひょんなところからのスタートとなりました。
ここから僕は『芸能事務所スカウト業務』を始動させます。
こちら、次に続きます。
業務実働に突入です。
では、また👋