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FC今治高校:主体性を伸ばす次世代型教育とは?
先日YouTubeで見た、元サッカー日本代表監督の岡田武史さんと橋本徹さんの対談(https://www.youtube.com/watch?v=M1cu1cEI0UE)の中で、岡田武史さんが2024年4月から開校した「FC今治高校」のカリキュラムの内容を聞いて胸が熱くなったので、どのような高校か調査してみました。
岡田武史さんが描く理想の教育とは?
FC今治高校は、岡田武史さんのAIの進化などによって社会に急激に変わっている中で、教育が変わらないのはおかしいという問題意識から始まったとのこと。
この高校では、「キャプテンシップを持った人間を育てること」を大きな目的に掲げていますが、岡田武史さんの考えるキャプテンシップとは、人々を引張るリーダーの育成ではなく、主体性を持って多様な人を巻き込んでいく力とのことです。
私が調べた中で、魅力的に感じた3つのポイントを紹介します!
FC今治高校の魅力①:一般的な高校より3割少ない単位数
一般的な高校の単位数は約104に対して、FC今治高校では77単位になっています。午前中は一般教科の授業を行い、午後からは校外フィールドワークを中心とした実践型の授業を行っています(下図)。
実践型の授業とは、自然の中での体験学習や、地域社会や企業と一体となった活動、社会で第一線で活躍している特別講師による講座、等々。
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FC今治高校の魅力②:1年次に自己理解し、2年~3年でマイプロジェクトを行う
実践型授業のメインの1つとしてあるのが「里山未来創造探求ゼミ」。目的は「自分の「好き」を見つけて、学びたい意欲を引き出す」で、週6時間もあります。
カリキュラムの内容は、1年次に自己理解を行い、自分がワクワクするテーマは何か?何をしているときが楽しいのか?どんな役割が向いていそうか?チームで問いに向き合った時にはどんな力を発揮できそうか?を理解します。
2年次から3年次にかけて、マイプロジェクトを行います。マイプロジェクトとは、自分自身の関心をベースにしながら、社会との関わりの中でプロジェクトを立ち上げ、実践を通して学ぶことです。
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FC今治高校の魅力③:一般教科の形式は「自習型」「講義型」「交流型」から選択する
一般教科に関しても、「主体的に学ぶ」が重視されており、オンライン教材を使って自分で学ぶ「自習型」、先生が教える「講義型」、同級生とコミュニケーションを取りながら学ぶ「交流型」の3つから選択することができるようです。
なぜ私はFC今治高校に心が動かされたか?
私が小学校から大学までの学校生活を振り返ると、教科書の内容を覚えることに圧倒的に多くの時間を費やしていたように思います。テストで良い点数を取るために費やしていた多くの時間が今に役に立っているかと考えると、正直疑問に思います。
社会人として約6年になりますが、社会人として必要なことは、知識を多く持っていることより、主体的に自ら考え、行動する力だと常々思います。
「主体的に行動する力」の必要性を常々感じるからこそ、FC今治高校はまさに私の理想とする教育ではないかと感じ、心が動かされたのだと思います。
おわりに
以上になります。皆さんもFC今治高校に興味を持って頂けたら幸いです。
ちなみに私は、FC今治高校のカリキュラムの中に「自己理解」があることに心動かされ、私が受講した八木仁平さんの「自己理解プログラム」をFC今治高校に組み込めないのかなーと個人的に思いました。
参考文献:
【ニュース特集】FC今治高校の授業に潜入!リーダーを育てる教育に密着(https://www.youtube.com/watch?v=sRHhDTnU-nc)