あんぽ柿の季節が終わる
いつも有り難うございます😊
田舎移住のウソ・ホント🌟築150年の古民家を買っちゃった❣️なつみんです🌻
全ての柿の収穫を終えて、
全ての柿の皮剥きを終えて、
今年の全ての柿を乾燥室に入れ終わりました。
後は夫婦でやわやわと
あんぽ柿になって行った渋柿の
袋詰めの作業を行なって行きます。
(『やわやわ』と言いながら、今は夜中の2時😅)
富山県南砺(なんと)市に移住して
2年間の農業研修をさせて頂いたのは、
お歳暮などの贈答品として販売されている
あんぽ柿の農家さんでした。
(高級な果物を販売している○○屋さんでは
一箱13,000円を超える値段で売られているのを見てたまげた😅)
移住するまでは、
夫も私もあんぽ柿など食べたことがなかったのですが、
研修中に頂いて来るB級品を
毎日美味しく頂いてました。
富山県南砺(なんと)市の干し柿は、
古い時代から
加賀藩のお殿様や天皇家に
献上品として贈られて来た歴史があります。
その原材料の渋柿は、
『三社柿(さんじゃがき)』と言う品種で、
富山県南砺(なんと)市にしか、
それも福光(ふくみつ)と
城端(じょうはな)にしか育たない
大きなサイズの希少な渋柿です。
渋柿が渋いのは当たり前ですが、
三社柿は特別渋いそうで、
渋柿の中では一番渋いのだと聞いています。
渋さの元の『タンニン』は水溶性で、
乾燥させることによって
水に溶けなくなる為、
渋みを舌が感じなくなるから
干し柿を甘く感じるのですが、
世界一渋い三社柿が干し柿になって
渋みを感じなくなると、
逆に世界一甘い干し柿になるのだとか。
それを発見した人って凄いなぁと思います。
夫も私も農薬にアレルギーが出るので、
可能な限り農薬を減らして柿を育てているのですが、
私と夫が作っているのは
干し柿の中でも
乾燥期間が短い『あんぽ柿』です。
干し柿は、
中まで均一に乾燥させる為に
何度も揉んで水分を無くすのに比べて、
あんぽ柿は、
外側だけが乾燥ているだけの
熟し柿のようなトロトロの中身で、
味もフレッシュな柿の味がします。
乾燥室から出したばかりのあんぽ柿は、
外側が固く乾燥しています。
それが、時間が経つにつれて
果肉の水分が表面に染み出して来て、
全体的にポタポタと柔らかくなって行きます。
言葉では表現出来ない
上品な和菓子のような味です。
去年は最後まで収穫することが出来なかったのですが、
農家2年目の今年は
お陰様でお世話した畑の柿を
全部獲り切ることが出来ました。
(と言っても、最後は熟し過ぎて収穫出来ない柿も多かったけど)
お手伝いに来て頂いた方々のお陰です。
有難いことでした。
怒涛の2ヶ月が
もうすく終わろうとしています。
大変だったなぁと言う思いと、
少し寂しい思いと。
そんな夜中の呟きでした。
うちで作ったあんぽ柿と
あんぽ柿を干して作った干し柿は、
メルカリで販売しています。
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