憧れに似た気持ち
以前ここに不眠症について書いたけれど、
つまりあたしはお昼寝が出来ない。
基本的には夜にしっかりと睡眠時間を確保するので
お昼寝が必要なことは滅多にないんだけど、
ライブやレコーディングや楽しい予定が続いたりすると
昼間にいつもよりも集中力が続かなかったり、
普通の人の「うとうと」に近い状態になったりする。
今なら眠れるかもしれない!
ナチュラル睡魔に会えるかもしれない!
と、喜び勇んでソファに横になる。
けれど、そこまで。
そこから「眠る」の状態へはどうしてもいけない。
あと一歩というところまではいけるのに、
目の前に睡魔の後ろ姿も見えているのに、
この壁がとんでもなく高い。
不眠症であることは結構便利で、
クスリさえ飲めば眠れるし、
飲まなければいつまでも起きていられるし、
治そうとしなくなってからは
むしろ良い個性だなと思って仲良く共存している。
だけど、時々あのお昼寝の気持ち良さを思い出して、
もう一度経験出来たらいいなあ、と思ったりもする。
憧れにも似た気持ち。
思い出補正もかかっているかも。
でも、お昼寝が出来る人生って結構幸せだと思うんだ。
のびたに眠り方のコツを聞いてみるけど、
そういえばネコの眠りってほとんど浅いんだっけ。