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関西私鉄網を活用した北陸新幹線京都市内バイパス案

北陸新幹線の京都市内のルート選定が難航している。京都盆地は地下水が豊富で、そこに地下線を建設すると地下水が枯れることが懸念されているためである。そもそも地下水位の高い場所にトンネルを掘ること自体が土木技術的に難しい。北陸新幹線の当初のルート案は亀岡から大阪に抜ける北回り案で、JR西日本もそれを支持していた。それなら京都市内を経由しないので地下水問題もなかったのだが、そうなると北陸と関西の間の旅客流動の多くを占める京都市内を経由せず、それでは何のための北陸新幹線かわからない。そ

    • JAL楽パックで手配したJAL便の復路便が台風で欠航になったので振替便を手配した(過去の記録)

      JALに搭乗した際、往路便が出発し、機内インターネットに接続していたときに復路便欠航の通知が来た。台風は予測可能性が高いので早めに欠航が決定する。当初はJRならまだ動いていたのでJRを予約購入したのだが、その後JRも運転取りやめになってしまい、ネット予約した便がキャンセルになり自動で払い戻された。翌日便への振替が不可避の状況になった。それでも株主優待割引のような変更可能な航空券であれば単に予約変更するのみだし、変更可能な運賃でなくても、JALのサイトで予約した場合には、JAL

      • 稚内から日帰りで礼文島と利尻島に行ってみた

        稚内で1日時間が取れたので、日帰りで礼文島と利尻島に行ってみた。結論から先に書くなら、利尻島のベストシーズンと礼文島のベストシーズンは異なるので、両方まとめて訪問するよりも、それぞれのベストシーズンに単独で訪問する方がよいのではないかと感じた。こういうのは実際に行ってみないとわからないものである。 夏は利尻島までフェリーが1日3往復、礼文島まで1日3往復、利尻島と礼文島の間が1日3往復あり、概ね朝の便と昼の便と夕方の便なので、朝の便で礼文島に行き、昼の便で利尻島に行き、夕方

        • 中山峠に高速道路がほしい

          札幌から中山峠を経て洞爺や倶知安に出るルートは高速道路よりも距離が50km短く所要時間も高速道路経由と遜色ないうえ、高速代もかからないため長距離を走るドライバーが多い。長距離を走るドライバーほど先を急ぐ傾向があるので、中山峠は速度取り締まりの名所でもある。速度を取り締まるのも結構だが、そもそもの原因は移動のニーズに比して道路規格が貧弱だからである。高速道路を高速道路の速度で走行する分には問題ない。 まずは峠越え区間をトンネルでショートカットできればよいだろう。標高の高い区間

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          太平洋フェリーきその一等インサイドに乗ってみた

          今まできたかみの一等クロスツインには乗ったことがあったが、一等インサイドは初めてである。部屋の間取りは新日本海フェリーのらべんだあ・あざれあの一等ステートと同様だが、きそといしかりの一等インサイドは内側の吹き抜けに面しているので海は見えず、正面には向かいの部屋があるので、光が入ってくるだけである。そのため、きたかみの一等クロスツインよりも1000円安い。 きたかみの一等クロスツインとの違いはもう一つある。一等クロスツインは定員1〜2名なので繁忙期に1人で乗っても貸切料金がか

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          本州から車で函館に行くのは意外と大変

          本州から北海道までは様々なフェリー航路があり、とりわけ長距離フェリーは苫小牧発着の航路と小樽発着の航路とがある。札幌までほど近く、そこから道東や道北方面に向かうことができる。 翻って函館に行こうとすると事実上青函航路しかない。一応大間函館航路もあるが、費用、所要時間、便数のすべての面で青函航路よりも劣るので下北半島に用があるのでなければ利用する機会がない。苫小牧から函館に戻ることもできるが、その場合は車で3時間半かかる。小樽から車で戻ると4時間かかる。それはあまりにも無駄な

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          AOKIのパジャマスーツ(上)を購入した

          熱くも寒くもない季節向けの手頃なジャケットがほしいとかねてから思っていたが、ジャケットのシーズンは短くていつも機会を逃していた。スーツの上だと堅苦しくて旅行や車の運転には向かない。着たまま車を運転できるような動きやすいジャケットがあれば旅行用にちょうどよいのだがと思っているうちに、AOKIのパジャマスーツというのがあることを知った。たまたまクーポンで半額なので購入するならチャンスと思い、上だけ購入した。 試しに着用してみたところ、伸縮性のあるジャージー生地で厚手のニットシャ

          AOKIのパジャマスーツ(上)を購入した

          皮脂との付き合い方

          油を扱ったことのある人ならよく知っていることだが、油は酸化すると不快な臭いを発するとともに粘性が高くなる。精米してから時間の経過した米が臭いのは、米の表面についている油が酸化したためである。皮脂も同様で、臭くてベトベトするのは酸化した皮脂である。 体を清潔に保つために酸化した皮脂を落とすことは必要だが、だからといって皮脂のすべてを落としてよいわけではない。体にあるものは体が必要としているものである。皮脂腺からは常に新しい皮脂が補充されているので、古くなって酸化した皮脂のみを

          皮脂との付き合い方

          Cadeau屋のリネン製の手ぬぐいを購入

          夏の首周りの汗止めのための気の利いた布がほしかったが、見た目の良いものがなくて困っていた。柄物はなさそうだが無地でもよいので見た目が比較的良さそうなものとしてCadeau屋で販売しているリネン製の手ぬぐいを購入した。フェイスタオルでもよかったのだが、首に巻く前提でなるべく薄いものを探したところ、薄手の手ぬぐいを見つけた。夏以外は手ぬぐいとして使えばよいし、旅行用にも便利そうなので多めに購入した。佐賀にあるお店だが、発注したら翌々日に届いた。 到着後早速首に巻いてみたところ、

          Cadeau屋のリネン製の手ぬぐいを購入

          夏の汗取り用にリネン製のアスコットタイがほしい

          夏は首の周りに汗をかきやすいので、汗を吸うものがほしくなる。汗をかいた首が襟に直接触れると襟が汚れるので、それを避けるためにも汗を吸うものが首と襟との間にほしい。 一番手軽なのはタオルだが、綿のパイルタオルは吸水性に優れている反面乾きにくいので、汗を素早く蒸発させて気化熱で首の周りを涼しくするのにはあまり向いていない。むしろ手ぬぐいのような平織りの薄手ものの方がよい。できれば綿よりも湿気を逃がしやすいリネンの方がよい。 しかし、手ぬぐいでは見た目があまりよろしくない。女性

          夏の汗取り用にリネン製のアスコットタイがほしい

          蒸し暑さの目安は最低気温

          人間の暑さの感じ方は気温と湿度に依存する。なぜなら人間は発汗によって体温を調整するものなので、汗が乾きにくい方が体温が上がりやすいためである。湿度といっても、天気予報で発表される相対湿度は体感にあまり影響しない。むしろ体感に影響するのは絶対湿度(空気中の水蒸気量)である。 最高気温は実はさほど影響しない。なぜなら湿度の低い空気ほど気温が上がりやすいためである。夏の旭川は最高気温が35℃くらいまで上がるが、湿度が低いのでさほど不快ではない。一方夏の東京の最高気温が35℃のとき

          蒸し暑さの目安は最低気温

          そういえば最近の天気予報では天気図を見かけない

          かつて限られた気象観測データをもとに人力で気象予測をいていた頃には天気図が大きな役割を果たしていた。新聞の天気予報欄にも天気図が載っていたし、テレビの天気予報でも天気図が映し出されていた。 その後衛星写真によって雲の様子がわかるようになったり、ドップラーレーダーで雨雲の様子がわかるようになったり、さらにスーパーコンピューターによる数値計算によって各地の天気や気温をピンポイントで予測できるようになり、しかもその予測精度が高まってくると、いつしかローテクな天気図が忘れ去られ、気

          そういえば最近の天気予報では天気図を見かけない

          地球平面説に関する素朴な疑問

          地球は球体ではなく実は平面だったという地球平面説が一部の人々の間で支持されているようである。もし本当に地球が平面だとしたら船乗りは苦労しないよなと思いつつ地球平面説がどのようなものか調べてみようと思い立ったが、ガチな人たちの記述を読むと頭がクラクラしそうなので、石井貴士さんがまとめてくださったものを拝見した。 それによると、地球平面説の核心は2つあるようである。 地上から見えるものは実はホログラムである 地球は平面である 地球は平面であるということを正当化するために「

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          近代建築はなぜ泥に埋まっているのか

          近代建築の中には1階部分が不自然に埋まっているように見えるものも見受けられる。典型的なのは、1階部分が半地下になっていて、その半地下部分に不自然な形の窓が作られていたりするものである。 煉瓦造りや石造りの重量の大きい建築物を建築する場合には、その重量を支えられるだけの地盤強度を持つ支持層まで杭を打つか支持層まで掘削して直接基礎を構築するかのいずれかが必要である。杭基礎工法が確立するまでは支持層まで掘削して直接基礎で構築するから、支持層の上で表土に埋もれている部分は必然的に地

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          これからの日本では40㎡1LDKくらいの住戸がほしい

          日本の集合住宅市場は若い単身者向けの25㎡〜30㎡ワンルームと家族向けの60㎡以上3LDK以上とに二極分化しており、その中間が薄い。これは、高校を出たら親元を離れて上京して学生時代や社会人独身時代にはワンルームに住み、結婚して子供ができる頃に住宅ローンを組んで家族向けのマンションを購入するという昭和のライフスタイルがベースになっており、昭和から何十年も経過してもなお変わっていないためである。自動車に例えるなら、軽自動車とミニバンしか販売されておらず、それ以外の車種がほとんど市

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          そろそろ日本でも200Vの家電製品がほしい

          日本の低圧電源は100Vなので同じ出力では200V製品の倍の電流が流れる。一般家庭の低圧電源は最低で20Aの契約、30Aが典型的で、50Aだとかなり大きい方である。30Aに契約容量の範囲内で100V製品を運用しようとすると、ブレーカーが落ちない3000Wの範囲内で運用する必要がある。 3000Wというと意外と余裕がない。電子レンジは出力700Wの製品でも電力消費は1200W。オーブントースターも1000W以上。電気ケトルは1200Wくらい。エアコンは800Wくらい(ただし最

          そろそろ日本でも200Vの家電製品がほしい