10月スタート新ドラマ「潜入兄妹」の期待度
10月スタートの新ドラマの第1話を観て、個人的な期待度について語ってみようと思う。
最初に紹介するのは日テレ夜10時スタート「潜入兄妹」
概要は以下の通り。
10月5日に第1話の放送があった本作。
竜星涼、八木莉可子のダブル主演。
概要の通り、兄妹役の2人が詐欺集団に潜入し、亡き父の復讐を果たそうという物語だ。結論から言って、2話以降も観たいと思えるスタートだった。
観続けたいと思わせてくれた要素は大きく3点。
1.設定が面白い
日本のドラマには、潜入ものが少ないように思う。
いや、海外でどれほど主流かも分からないが、ともかく日本であまり見ない設定だ。しかも、「刑事のコンビがヤクザ組織に潜入する!」とかでなく、本物の兄妹が潜入する設定が面白い。ただのコンビなら、最悪の場合は裏切ることや見捨てることもできるかもしれない。それもそれで面白いだろうが、今回は血の繋がった兄妹である。どんな困難な状況になろうとも、見切ることのできない絶対的な存在といえよう。実の兄妹という設定が、今後どのような効果をもたらすのか期待したい。
2.徐々に明かされるキャストたち
潜入後、兄妹が直接接することになるのは、基本的に詐欺集団の末端の人間たち。しかし父親を殺したのは、どうやらその上の所謂”幹部”のうちの1人のようだ。
そしてその幹部たちのキャストは伏せられている。後ろ姿のほか、手や首などのパーツのヒントが度々出てくるが、声も加工されていて分からない。
1話につき1人の単位で明かされていくようである。
この構成に、思い当たる人がいるかもしれない。
そう。同じ日本テレビ制作の「大病院占拠」と「新空港占拠」だ。
2つとも、放映時に大きく話題となったドラマである。
ヒットに味をしめて同じ手を使ってきたといえばそうだが、結局そのワクワク感にハマってしまう。幹部たちのシーンになると、思わず前のめりになり、目を凝らして観てしまう。
今回も、ネットでの予想合戦が起こりそうだ。
3.あの大ヒットドラマと同じ世界線
これも、「大病院占拠」と「新空港占拠」だ。
近年、このパターンが「エモい」とファンの間で話題を呼びがちだ。
2018年放送のドラマ「アンナチュラル」と2020年放送のドラマ「MIU404」が
同じ世界線で描かれており、話題を呼んだ。そして今劇場公開中の映画「ラストマイル」も2つのドラマと同じ世界線で物語が展開されているため、ファンからは「激アツ」「またドラマのキャストに会えるのが嬉しい」などの声が挙がっている。
今回の「潜入兄妹」と世界線が被っているのは、事件を捜査する神奈川県警だ。
芸人・春とヒコーキのぐんぴぃが、「大病院占拠」と「新空港占拠」と同じく情報分析官の捜査員を演じる。そして劇中では、2つのドラマで大活躍だったソニンが演じた和泉管理官の名前も出る。私は両方とも観ていたので、例に漏れず「おお!!」となった。
まだまだ、あのドラマの人物が今作にも登場するかもしれない。
こちらも、話題を呼びそうである。
(余談)公式HPがオシャレ&次回明かされる犯人一味のヒントが得られる
余談だが、このドラマ公式HPがオシャレで見応えがある。
色合いが世界観と合っていて、タブも多いので色々と触ってみたくなる。
また、相関図では、次回明かされる(と思われる)犯人一味のヒントを得ることができる。サンプルの音声が再生できるので、「推しかも?」と思っている方はぜひ覗きに行ってみてほしい。
さらに、明かされたキャストの詳細も放送毎に更新されるようなので、何度も訪れたくなるページになっている。
そんなことある!?な少し無理矢理な展開で違和感を覚えるシーンはあるし、兄妹の父親が殺害された理由が1話の時点で明確に示されるため、その点での考察はできなさそうなのは少し残念だが、それを含めても上記3点を理由になかなか期待できそうなドラマであった。
1997年生まれ、丑年。
幼少期から、様々な本や映像作品に浸りながら生活する。
愛読歴は小学生の時に図書館で出会った『シートン動物記』から始まる。
映画・ドラマ愛は、いつ始まったかも定かでないほど、Babyの時から親しむ。
昔から、バラエティ番組からCMに至るまで、
"画面の中で動くもの"全般に異様な興味があった。
MBTIはENFP-T。不思議なまでに、何度やっても結果は同じである。
コミュニケーションが好きで、明朗快活な性格であるが、
文章を書こうとすると何故か、Tの部分が如何なく滲み出た、暗い調子になる。(明るい文章もお任せあれ!)
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