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時間を守るルールと同調圧力の狭間で#働き方改革④
ちなみに、前回の働き方改革シリーズは研修からの学びを整理しました。もしよければご覧ください!
今回は、初の引用記事を書きたいと思います。やはり先生の勤務時間を長引かせているものに、同調圧力があると感じています。
そして、その同調圧力を先生も子どもに強いてきた学級経営があったのだと気づきました。
ベル着席という取り組み
1.同調圧力で引き上げようとする教育の終焉
このような取組があることを知りませんでした。それとともに、同調圧力で教育することの限界を最近は感じています。
6年生なんだから
あいつはしっかりやっているんだから
そもそもスタート地点も育ちも違う子どもたちを今までの教育は一つにできるという幻想があったのではないかと思います。
10年前まではこのような教育はまかり通っていました。そして、実は子どもたちもこのような教育についてくることができたように感じます。集団性の教育がよくも悪くも機能していたんですね。
【お前はもう帰れ!!】と言っても
【帰りません。やらせてください。】と言えた子達です。
2.左利きを右利きに矯正することがなくなった
少し前だと、左利きの子が右利きに矯正されることはよくあったような気がします。しかし、最近はめっきり見なくなりました。
実は私の息子も左利きで右利きに矯正することを妻が頑張ったのですが挫折しました。
これは時代の流れなのか、子どもたちの多様性の中で何かを矯正するということができなくなって来たのか、答えはわかりません。
しかし、確かに不登校の子ども達の増加をみると何かに合わせてやるということが不得意な世の中になって子ども達も少なからず影響をうけているのではないかと感じています。
そして、自分自身、それを否定的にはみていません。自分自身も教師だからしっかりやらなくてはという同調圧力に苦しんできた1人ですから。
3.子どもたちが問いを持ち自ら解決する授業
だからこそ、教師は上記のような単元デザインや授業を構築しなくてはならないのだと感じています。
今まで実践して来た授業の中では確かにお客さんの子どもがいました。でも自ら問いをもち解決する授業はサボる子がほとんどいません。
課題は自分が設定するからです。
このように個に応じた教育は時代の要請なのだと感じています。
働き方改革をして、子どもたちの問いから出発する授業の教材研究の時間に充てなくてはなりません。
そんなことを考えさせてくれる記事でした。