COMITIA 128に行ってきた

午後遅めに到着したので、既に撤収してしまって間に合わなかったサークルさんも多かった。

東京ビッグサイト青海展示棟に場所を移しての開場。スペースはやや減った。本日は気温低めであり過ごしやすかったが、国際展示場に比べると断熱性が低いようにも思われ、盛夏・年末はかなりきびしい環境になりそうだ。

作品を入手したサークル(作家名)は次のとおり:

魚械類、鴻鵠ブラザーズ(吉野あすもx武濤洋)、すよすよおまた(えも)、GLASSWORKS、四畳半倶楽部(石)、WATTS TOWER(板倉梓)、メタ・パラダイム(秋元なおと)、窓ハルカ

四畳半倶楽部(石)「半改造電波少女頭脳ちゃん」
奇妙な話のように進んでゆき、強引ともいえる結末に到るが、あまり気にしないのが良さそうだ。

秋元なおと「つながり」
フルカラーコピー4ページ作品。百合テレパシー実験のまんがである。

山田牛午「きょうの桃子さん〜おたぬき未亡人日常まとめ〜」
たぬおば シリーズ、けも熟女の魅力ショット集である。京マチ子を引き合いに出したけど、どっちかというと谷ナオミ方向のベクトルを感じる。

鴻鵠ブラザーズ「MOEGI ZINE 01」
武濤洋の小説、吉野あすもの漫画と小記事をまとめた雑誌。小説は平成改元の時に小学生だった子どもたちのエピソード。漫画はオートマータ的サイボーグの話で、コマ運びはひさうちみちお初期作品を少し思い出した。

すよすよおまた(えも)「生きてるだけでえらいんです。」
病んだかきなぐりをまとめた風情の一冊。なかなかこういうタッチは継続するのが難しいと思うが、さらに進んで独自の境地をみつけてほしいかも。

GLASSWORKS「In the Upper Room」
一柳まきさんの職業女子百合ノベル。幸福な世界。

mikaRing 「mikaRing's works_01」
M3にも出展しておられ、別ユニットでライブ経験もありけっこうキャリアのある作家さんだけど、寡聞にして初めて知った。整った仕上げの音で、良くも悪くもアクがない。

WATTS TOWER(板倉梓)
フリーのイラストペーパー。紙質がアジア「らしい」効果をかもしだしている。

窓ハルカ「窓ハルカエッセイまとめ本」
Twitterでも見かけたエッセイなど含むまとめ本。壮絶なアルバイト歴はどうもADスペクトルのあらわれのようでもあり、本人の怠惰のような問題ではなさそうだが、それを措いても妙な魅力がある。「わななきの義兄」の単行本は出なさそうだな。

追記:寝ぼけてCOMITIA 130とか書いてましたので訂正。今年の冬やんけ! 

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