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個別最適な学びについて考える(119)ー有田和正(1989)有田和正著作集「追究の鬼を育てる」8「教材開発から授業づくりへ・低学年」ーから

こんばんは。
今日は金曜日ですね。
こんな日は日本酒を一杯飲みたいなーなんて思ってしまうばかりです。
そんなにお酒は強くないですが…。
あと飲み過ぎるとお腹を壊してしまい、あとで自分を苦しめたりします。笑
やっぱりお酒はほどほどにですね。
切り替えて本に行きましょう!

本日は「有田和正(1989)有田和正著作集「追究の鬼を育てる」8「教材発掘から授業づくりへ・低学年」.明治図書,東京」です。では,早速読んでいきましょう!

10見る力を育てる六つの学習活動
私は、実物のサトウキビを子どもに見せたように、まず第一は実物によって子どもの「見る力」とか「考える力」を育てるというのを非常に大切にしている。

二番目は絵とか写真みたいなものですね。実物にはおよばないんだけども、光善の策として、絵とか写真とかそういう視覚的なものをつぎに使う。歴史なんかはそうです。

それから三番目は統計資料ですね。「富士山の見える日」という統計資料によって意欲づけをしたことがあります。

それから四番目は見学です。実際に見に行ってくる。

それから五番目はごっこ活動。二年生のお店屋さんとかのり物とかいうのは絶対ごっこから入った方がおもしろい。

ポストの学習なんかは構成活動。
六番目は構成活動です。
そういうものでやっていくわけです。
結局、私の指導の特徴というのはよく考えてみますと、私が追究させたいものを鮮明にもつというところにあるんじゃないか。それが私のネタじゃないかと思うんですね。子どもに何を追究させたいかという、その追究させたいものを鮮明にもつという段階があって、それを子どもが追究したいという状況にどう追いこむか。それが授業じゃないか。教師のネタを子どもが追究したいという状況にどう転化するか。それが私がいまやっている授業のような気がしております。

有田和正(1989)有田和正著作集「追究の鬼を育てる」8「教材発掘から授業づくりへ・低学年」.明治図書,東京

実物によって考える力、写真や図から読み取る力、資料から読み取る力、見学で見て気づく力、なりきって考える力、そんな力を目指していきたいわけです。
何を追究させたいのか鮮明に子どもに持たせるためには、教師が追究させたい力を考えておかないといけないはずです。
教師も子どもも軸をぶらさないということを意識して取り組む事が必要です。
そして、どうしたら熱中するような「目」を育てることができるのか、単元に取り組む前に何度も練習をして育てておきたいですね。

この6つを覚えておくだけで、自律した学習者を育てるための短い学習にいきてくるかもしれません。

本日はここまで!また次回の記事でお会いしましょう!

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nanjolno
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