【イベント報告】理科実験教室(8月16日)
暑さも極まる夏休みの日曜日
なにかし堂で理科実験教室を開催致しました。
1 日を3部に分け、3つの異なる実験を用意。
・1部(10時〜11時半)「振り子の不思議」
・2部(12時半〜14時)「世界で一番小さな電車」
・3部(14時半〜16時)「スーパーボールづくり」
(第2・3部は、広島からオンラインで実験を実施)
どの部にも複数の子供が参加し、また、中高生もサポート役で参加したりと、実になにかし堂らしいごちゃまぜ感の下、無事に終えることができました。
子供たちからの概ね高評価をいただき、
「今までで一番楽しかった」といった声も聴けました。嬉しい限りです。
振り子の実験の途中、小学生の男の子が飛び入りで参加してくれました。
製作途中の振り子台にぶら下がる7つの振り子を見て、彼は叫んだ。
「ドレミファソラシドだ!」
7という数字なのか、ひもの長さの違いなのか。彼の中で「振り子」と「音階」がどう結び ついたのかはわからない。しかし彼にとってそれは確信であり、真実であった。プリズムで分散した光を音階と同じ7色に分けた、かのアイザック・ニュートンを彷彿させる。
この発想の誕生に立ち会えただけでも、私にとっては十分な収穫である。
“Study nature, not books”
19 世紀の動物学者ルイ・アガシ―の言葉だ。今日の科学は科学者たちの観察をもとに構築された。体験することが大切なのだ。そういった意味でこの実験会には大きな意義を感じた。
より徹底した感染症対策、費用の問題など、反省点はいくつもある。これらの反省も踏まえて、次回以降も前向きに検討していきたい。
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【お知らせ】
なにかし堂では、中高生・教員(学校内)と大学生・社会人(学校外)が教育について対話する機会を定期的につくっています。前回、8月1日にはオンラインと対面両方合わせて45名(小学生から大学生、教員、一般社会人)が全国から集まり対話しました。
次回は10月10日19時〜21時です。
*詳細は以下のリンクからご確認ください。
https://nanikashi-dialogue1010.peatix.com/view