セイシェルの夕陽
UAE赴任中に、出産のために日本へ里帰りすることになった妻と、出産前にゆっくり旅行しようということで、飛行機に乗れる安定期をねらって行ったのがセイシェル諸島です。
セイシェル共和国はアフリカ大陸の東側にある島国で、100を超える島々からなります。私たちが滞在したのは首都ヴィクトリアとセイシェル国際空港のあるマヘ島でした。島は標高900m近くの山がそびえ、ちょっと空港から離れると緑豊かな自然が広がっていました。
沿岸部にはマングローブなどもあり、とても美しい島でした。とくに中東の砂漠の国から訪問した私たちにとっては、美しい緑に心が癒されたのを思い出します。
セイシェルは当時、ドバイから直行便で比較的簡単に行くことが出来ました。何となくアフリカ大陸の中・南部は旅行の難易度が高いと考えていた私たちは、まずはセイシェルに行ってみようということになったのです。
その昔、短波で世界の国際放送を聞く BCL が流行ったころ、セイシェルからの国際放送を日本で聞いて、いつかは行ってみたいと思っていました。
松田聖子さんの「セイシェルの夕陽」もセイシェルへのあこがれ、旅情をかきたてるものがありました。
セイシェル、マヘ島の東海岸にある国際空港から西海岸にまわったところにある海辺のホテルに泊まりました。まさに「セイシェルの夕陽」で歌われているような夕陽の美しいところでした。
子どもが生まれてしばらくしてから、やはりUAEからモーリシャスへ旅行した時、トランジットでもう一度セイシェルに立ち寄りました。今度は子供と一緒に同じホテルに泊まって、セイシェルの海と夕陽を堪能したことも、もうだいぶ昔の楽しい思い出です。