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憎悪が止められない国

どちらも民間人の犠牲者が多数出ていることを考えると、そして家族や友人を失った人たちのことを考えると、本当に胸が張り裂けそうな気持になります。

今私たちにできることは、私たちが声をあげ、私たちの国を含めた国際社会が暴力による報復をエスカレートさせないように動くしかないのだと思います。

犠牲となった民間人が攻撃や破壊をスタートさせたわけでも、争いの直接の原因を作ったわけでもないところが、なんともやるせなく、犠牲者やその家族にかける言葉も見つかりません。そして、その報復と称して国家が民間人の犠牲もいとわず過剰な暴力に訴えることだけはやめてほしいし、双方ともこれ以上民間人を犠牲にすることだけはやめてほしいと心から願います。

民間人に対するいかなる不当な暴力も、「その行為は不名誉で恥ずべきことだ」と、すべての国から信託を受けた権威と良識のある国際機関にジャッジされ、そうジャッジされた国や組織は国際社会の中でその十字架を背負い続けざるを得ないような仕組みができれば良いと思いますが、今の国連の仕組みや、社会や私たちの成熟度ではまだまだ無理な話なのでしょうか。

敵基地攻撃能力の保持も、反撃能力も、一歩間違えれば、今のイスラエルと同じ行動につながると思います。戦争を起こさない努力のあり方を考えなければ、私たちの国も、このいつか誰かが歩んだ誤った道を歩むことになる気がします。

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