![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/135871674/rectangle_large_type_2_45739021d57c709216cdab245a1cc297.jpeg?width=1200)
父と過ごした日曜日の朝
私が結婚して、間もなく一回目の海外赴任となり、それまで借りていたアパートは引き払ってしまったので、帰国休暇で日本に滞在している間は、だいたい私の実家と妻の実家に半々ずつ滞在していました。
当時、現場仕事が多く、代休も貯まってしまうので、一度休暇に入ると1ヶ月以上、時には2か月近くの休暇になることもありました。
高校卒業以来、私は実家を出てしまっていたので、普段はなかなか会えませんでしたが、海外赴任中の休暇での実家滞在は、むしろ日本にいたときよりもゆっくりと両親と過ごせた時間だったかもしれません。
日曜の朝ゆっくりと起きだすと、父がまったりと見ていたのはたいてい「サンデーモーニング」でした。関口宏さんがこの3月まで司会をつとめていたTBSの報道番組です。このころからオープニングの音楽はずっと同じだったと思います。
今も、私は日曜日の朝、のんびりと「サンデーモーニング」を見ています。オープニングの音楽を聴くと、日曜日の朝、父とゆったりとテレビを見て過ごしていた時のことを思い出します。
1987年の番組スタート時から、36年半にわたって総合司会を務めてきた関口宏さんは3月31日の放送回で卒業となり、4月からは膳場貴子さんに交代するそうです。なんだか父につながる一つの思い出が途切れるような寂しい気持ちもします。
それとともに膳場さんのあたらしい「サンデーモーニング」が楽しみでもあります。
それにしても、休暇の間、ダラダラと家族で居候していたわけですから、のんびりしていたのは私だけで、私の両親も妻の両親も、結構しんどかったかもしれませんね