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ガムが口のなかで減ったりしないワケ(6/1はチューインガムの日)
本日、6月1日はチューインガムの日とされています。
平安時代、元日と6月1日に、お餅など固いものを食べて長寿と健康を祈る「歯固め」の風習があったことから日本チューインガム協会によって1994(平成6)年に制定されました。
本日はこのガムについてのお話です。(ちょっと短いですが)
眠気覚ましなどのためにガムをよく噛む人もいると思います。
このガム、口のなかで何百回と噛んでいるのに減ったりしません。いままで当たり前のように感じていましたが、咀嚼し続けても溶けないものってあんまりないですね。
これは、ガムが唾液で溶けない成分でできているからです。
チューインガムの主原料は酢酸ビニル樹脂です。これは唾液で溶けないばかりか、間違って飲み込んだとしても、胃袋のなかでも溶けません。
板ガムの主原料である植物性樹脂も同様です。
だから何百回と咀嚼しても全然減らないわけですね。
ただし、咀嚼以外に溶ける要因があります。
それは熱や油分。
ガムを噛みながらホットコーヒーを飲んだりすれば溶けてしまいますし、油脂が多く含まれるチョコなどと一緒に噛んだりしても溶けます。
主原料の樹脂ですが、ガムくらいの量であれば体内に入っても無害だそうです。
Ⓒオモシロなんでも雑学編集部
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