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恋と愛と夢と

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恋と愛と夢を語る場所。(まんまやないかい)
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#エッセイ

新たな日常を生きていた。

こんばんは、サブリナです。生きてます! 2/22ですね。せっかくなので2:22に投稿してみました。タイミング逃して2021年初めての記事を今になって投稿するのでね、なんかね!夕方仮眠したらうっかりこんな時間なんでね!ゾロ目更新しちゃってみました。 最後に記事を書いてから、ザーッと日々が過ぎてしまって。1月初旬と下旬に記事を書きかけて保存していたけれど、1つめは1行メモ、2つめは短い序章程度で、そのままになっていた。 早いな、時の流れ。 noteを始めた9月半ばから約3か

いっぱい間違い合って、いっぱい許し合って。

喧嘩をしてしまったとき、嫌なことを言われたとき、言ってしまったとき。「あぁ、失敗したなぁ。」と思うと、全部なかったことにしたくなる。 でも、なかったことにはならないから、どっちかが悪いなら謝るし、どこがいけなかったのかな、と考えてみたりする。 ごめんね、と言えば終わりじゃないこともある。飛び出た一言は、「ごめんね」じゃ解消できないしこりを残したりする。 自分の常識と相手の常識が、ぴったりと噛み合ってくれれば苦労しないのだけれど、人間ってさまざまで、やっぱり「違う」ことがた

【前編】あの日生まれた恋心の話。

こんばんは、サブリナです。 絶賛、模索中です。書くことを。 今日は 青春の1ページみたいな、昔話を。 *** 10年前、秋の終わりから春先まで雪に覆われる国に、語学留学に行った。 初めてのパスポート、初めての海外。 1人ぼっちだったら不安もあったかもしれないけれど、同じプログラムで渡航する子たちが何人かいたし、ずっと留学してみたいと思っていたから、なんだか平気だった。 6か月の留学期間にも関わらず、計り方を間違えて、1週間の旅行用にも足りないようなスーツケース1つで

【中編】あの日打ち明けた恋心の話。

こんばんは、サブリナです。 前編はこちらから。 *** あっという間に12月。大抵の現地学生は、クリスマス休暇は実家に帰る。例にもれず、彼も帰省するようだった。 しばらく会えなくなってしまう…私はあと3か月弱で帰国しなければならないのに。 そんな思いから、ふと、思い立ってしまった。 そうだ、告白しよう。 ……今思うと、なかなかのチャレンジャーだ。 冷静に考えても、ただの同じ寮の子から、たまに話をする顔見知りの子くらいにしか、仲は進展していなかったんじゃないだろうか。

【後編】あの日置いてきた恋の話。

こんばんは、サブリナです。 前編はこちら、中編はこちらから。 *** 冬休みの間、私は旅行に行ったり、静かな寮でゆっくり過ごしていた。 彼と会えない時間は長く感じた。でも、気の合う友達との2人旅は楽しかったし、彼の方から「メリークリスマス」のメッセージが届いたことに飛び上がって喜んだりと、充実した冬休みだった気がする。 寮に活気が戻ってきたある朝、彼に再会して驚いた。 彼の髪型が変わっている。 サラサラのストレートヘアが、ドレッドヘアに。 とりあえず、冬休みどうだっ

【あとがき】10年後、書き出したあの恋。

こんにちは、サブリナです。 前後編くらいで書き終わるやろって思っていたら、さすがに半年間の月日を2記事にはまとめられませんでした。笑 1記事につき1500〜2000字程度。全3記事。 あんまり長くなりすぎないように書いてみたけど、どうだったかなあ。 Facebookがたまに、思い出を振り返ってみませんか?とリマインドしてくる昔の写真をみて、もう10年も経つのか、と思ったのが、この話を書いてみるに至ったキッカケです。 彼は3年前に結婚して、もうお互い連絡を取ることもない

「真っ直ぐ立つ」ということ。

整体に行った。猫背と反り腰を改善したくて。 毎日使う身体だから、本当は継続してメンテナンスするのが一番なのだろう。でもとりあえず、割引になる6回コースで、できるところまでやってもらおうと申し込んだ。 今年は春からイレギュラー続きで、忙しかった、疲れていた。 夏休み前日はあんなに元気だったのに、やっとお休みだと安堵した私の身体は、翌朝、待ってましたとばかりに高熱を出した。 ひどいや。 やっと治ってきたと思ったら、今度は恋人と別れることになった。 ひどいや。 心身共

愛を夢みる。

「愛してる」って、なんだか重厚な響きだ。 前の恋人は、最初のうちはテンションが上がっていたのか、挨拶みたいに「好きだよ」とか「愛してる!」って言う人だった。 イタリア人かと思った。 「愛してる」って、簡単に言えない。 「好き」とか、「大好き」は言える。 彼が言葉にしてくれたから、私もその特別な言葉を伝えてみたいと思っていたけれど、結局その言葉は紡がれることがないまま、別れてしまった。 やっぱり、「愛してる」って難しい。 「愛してた」って、思ったことはある。 過去に

今日君は引っ越していった。

夢を見た。 久々に会う君の夢。 エレベーターに乗って4階に昇る。 あの部屋で見たことがあるような、君が使ってた家電が全部外に出ていた。 ここはどこだろう? エレベーターで昇ってきたのに、外にいた。 通い慣れた君の家は、そういえば1階だった。 「引っ越すんだ。」 そう言う君を見ながら、そうなんだ、と思った。 何か話したような気がするけれど、もう覚えていない。 さよならを言った気がする。 帰りはエレベーターには乗らなかった。 気がついたら、朝だった。 「

袖摺れの君はどこに。

「本当はカップルで来るところじゃないんだよ。」 出雲大社の鳥居をひとつ、ふたつと、2人でくぐりながら僕は言う。 この地で暮らしていた学生時代、カップルで参拝している観光客を横目に、分かってないなぁ、なんて思ってたのに。 「大丈夫だよぉ。ちゃんと私たちが一緒にいられるように、神様にお願いしておくから。」 そんな風に笑う彼女を見ると、ほだされてしまう。 自分が生まれ育った見慣れた景色に溶け込む彼女を見ると、なんだか不思議な気持ちだった。 ずっと一緒にいられる、そんな気

他の人の彼女になったよ。

そんな歌があった。 なんだっけ。back numberとかだったかなぁ。 別れ話のときも、最後に荷物を引き取ったときも、私は涙を見せなかった。 満面ではなかったけれど、笑ってみせた。 ほんとはご飯が食べられなくなるくらい落ち込んだし、ふと涙が溢れて止まらなくなる日もあった。 ちょっと罪悪感を感じさせたくて、食べられなくて痩せちゃった、とかは言ってしまったけれど、泣いてる姿は見せなかった。 「ちゃんと食べて。」と言う彼に、言われなくてもわかってる、と心の中で思ってた。

「大切」をまるっと抱きしめる。

アナログ手帳を季節のシールや可愛いマスキングテープで彩りながら使うのが好きだったけど、モノグサな私は1年かけて手帳を使い切れたことがない。 カバンの大きさの都合で持ち歩けなかったり、単純に忘れたり。いつしか書かなくなっていく。 手元にないと自分のスケジュールが分からないのも不便だ。 そんなわけで、もう3年くらい、スケジュールはスマホに入れた手帳アプリで管理している。 見た目も可愛いし、スケジュールを自分で決めた分類ごとに色設定して、カテゴリ分けできるところが気に入ってい

\NEW!/宝物に仲間入りしました。

「君の宝物は?」 そう聞かれて、なんだか悩んでしまった。 大切な物はたくさんある。 でも私は、それらを宝物と言えるほど大事にしているだろうか? 悩んで、誕生日カードとか、仕事を辞める時にもらったお手紙とか、友達が送ってくれたポストカードを質問の答えに選んだ。 質問の主は、自分の宝物は家族と友達だと言った。そして今は、君も僕の宝物だと。 それを聞いて、「あぁ、その答えでも良かったのか。」と思った。 だって、家族と友達が大切だなんて、誰かに言うほどのことじゃないくらい

いてもいなくても一緒は、いなくていい。

Instagramを流し見してたら「こんな彼女はフラれます」みたいなのがあって、うげーって思った。 その中の一つが、「いてもいなくても一緒」 自粛だうんぬんって始まって、ちゃんと相談しないまま会わなくなって。会いたいねと連絡を取り合ったりはしていたけれど、それも何だか言えなくなって。何を基準に会って良しなのかわからなくなって。 なんなら自粛前から、うまくいってないなぁと感じていた。会わなくなったら、余計にラインでのちょっとしたやり取りに嫌な予感がして、何を考えているのかわ