いっぱい間違い合って、いっぱい許し合って。
喧嘩をしてしまったとき、嫌なことを言われたとき、言ってしまったとき。「あぁ、失敗したなぁ。」と思うと、全部なかったことにしたくなる。
でも、なかったことにはならないから、どっちかが悪いなら謝るし、どこがいけなかったのかな、と考えてみたりする。
ごめんね、と言えば終わりじゃないこともある。飛び出た一言は、「ごめんね」じゃ解消できないしこりを残したりする。
自分の常識と相手の常識が、ぴったりと噛み合ってくれれば苦労しないのだけれど、人間ってさまざまで、やっぱり「違う」ことがたくさんある。
当然ながら、自分の当たり前は、相手の当たり前ではない。
「自分の当たり前」を押し付ける気は毛頭ないけれど、いろんな「違い」に触れたとき、「相手の当たり前」が、自分にとって「好ましい」か「好ましくない」かの事実は、伝えていく努力をしなければならないなぁと思う。
そして、相手にとって、「自分の当たり前」が、「好ましい」か「好ましくない」かを、知っていかなければならない。
言葉や行動で表すって重要で、それでいて少し難しい。感情は、自分が思っている以上に、正しく伝わらない。
「怒っていたのかな。」と思っていたら、緊張していただけだったとか、「そんなに楽しくないのかな。」と思っていたら、ものすごくはしゃいでいたつもりだったとか。
私は、プラスの言葉は上手く伝えることができる方だと思う。比較的。
でも、ちょっとした一言にカッとなって、よく考えずに冷たい返しをしてしまうことがある。
私もまだまだ子どもね、と落ち着いてから思う。
やだなって思っても、一呼吸置いて、きちんと嫌な気持ちを、説明できるようにならないとなぁ。
きっとこれからも、やっちまったなぁと落ち込むことや、なんなんだよ!とプリプリ怒ることがあるだろう。
それでも、伝えようとすることを、怖がらないようにしたい。知ってもらうことを、諦めないようにしたい。
まだまだ知らないことだらけ。いっぱい間違い合って、いっぱい許し合える、そんなふうに仲を深めていける関係を、築いてみようじゃないか。
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