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高倉工芸に来て約1年の今

こんにちは!

九戸村地域おこし協力隊南部箒班として高倉工芸に在籍中の阿部です。

九戸村にやってきて、気づけばすでに1年が経とうとしています。

協力隊に入って、こんなに日本全国を周っているとは思いませんでした。


参加した春から夏にかけては、箒の基礎を学びながらホウキモロコシの栽培に携わりました。

高倉工芸のホウキモロコシ栽培は無農薬なので、雑草は沢山でます。
炎天下でおばちゃんおばあちゃんに混じって草取りをしていたのが遠い昔のようです。

夏の収穫も手作業で行い、4週間歩き通し(!)本当に大変な作業でした。
収穫おわりでナスと茗荷を炭焼きしてその場で食べたのは美味しい思い出です。

秋からは百貨店さんでの販売を手伝うようになり、販売の難しさを実感しているところです。

現在は熊本鶴屋で『くらしを彩る職人展』に実演販売として立たせてもらっています。

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九戸村、高倉工芸の箒を全国に伝えるため、色々なところに行ってお客様と直にお話できるのもこの仕事の魅力です。


こういったところでするのは販売接客だけでなく、お客様に箒がどのようにして作られているかを見ていただくために実演で製作もします。

なかなか忙しく時間の取れない高倉社長は、展示会の合間を縫って箒作りを教えてくれています。

▽現在の私の様子(クリックで動画に飛びます)

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やはり1年くらいでは販売できるまでの箒は作ることができませんが、社長の助けもあり少し様になってきたような気がしますがいかがでしょう?(笑)


一番の難しい所は、力加減。

とくに茎で編む部分は、
・緩く編むと丈夫な箒にはならない、
・硬く編み過ぎると箒の形が崩れる
と、とても繊細です。

良い加減をまだ見つけられていません。

また、箒の種類によって力の入れ方が違うので、しばらく作っていないと思うような箒にならないのが難しいところです。

まだまだこれからも製作を重ねて鍛練あるのみです。


引き続き、南部箒の魅力を体感しながらその良さを広めていこうと思います!


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九戸村地域おこし協力隊、今年も募集しています。

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