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古今東西の「愛してる」:賽の目

久しぶりに手にした包丁で、玉ねぎを切る。

ザクザクという音色と一緒に、賽の目状になっていくそれらを眺めながら、頭の中に映像が蘇る。

あの時も、こんな感じで台所に立っていて、後ろではB級映画を観てたな。あいつが。

「愛してる」

B級役者の言い回しほど、勘に触るものは無い。

あー。涙でてきた。

===後記===
なんでもない瞬間に、かけがえのなかった瞬間がフラッシュバック。

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