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人の"想い"ってなんだろう。。横浜へ大道芸人ギリヤーク尼ヶ崎さんの青空舞踊公演を観に行きました。
皆さん、こんばんわ^^
お元気ですか?
今日の記事は最近の”銚子シリーズフォト”ではなく、笑😁 横浜の大さん橋で本日行われた、”大道芸ギリヤーク尼ヶ崎”さんの青空舞踊公演を観に行ってきましたので、そのお話をしたいと思います。^^
TVに以前取り上げられて、知っていらっしゃる方はいるかもしれません。
私は、彼のことを実は何年か前に知っていって、”いつか必ず見に行きたい!!”と強く思っていた方の一人なんです。^^
ですが、私が彼を知った時はなかなか合う機会がなくて、、。しかもその後彼は、パーキンソン病などの病で入院などしたりと、なかなか彼のパフォーマンスを観ることができずにいました。
彼は以前、横浜の六角橋商店街のヤミ市でよく踊っていたそうで。。
実は彼をまだ知る前、私も六角橋のヤミ市で路上パフォーマンスをしていたことがあり、その時、何やら騒がしい舞踏の方がパフォーマンスしていらっしゃるなあ〜。という記憶だけあるんです。のちにネットで調べたら、ギリヤーク尼ヶ崎さんでほぼ確定でした。笑 なんであの時に見ていなかったんだろう!!と一つの私の後悔です。笑😭
ギリヤーク尼ヶ崎さん。
大道芸人として踊り続けて50年。
90歳になるお方が、この度はたくさんの方々の前で舞踊を披露してくださりました。
正直、立っているのもやっと。ガリガリに痩せ細って車椅子での登場でした。
ご病気されていたのは承知でしたが、まさかのここまでとは。。というのが私の本音です。ですが、これでもか!!というくらいの満面の笑みでの登場でした。
彼の熱烈なファンも多く、彼の登場と共に盛大な拍手とたくさんのシャッター音で、会場は包まれました。
ご本人がトークをする際も、ものすごく、ゆっくりと、間隔をあけてお話をなさっていて、”楽しい。””ありがとうございます。””感謝しています。””もっと踊りたい。””早く踊りたい。”みんなのために。””世界の平和を願って。””みんなを楽しませるから。”とユーモアを時折混ぜながら、たくさんの想いを話されていました。
彼のことは全然詳しくはありませんが、彼のお話する姿や、笑顔、パフォーマンスに対する姿勢や思いを間近で見て、自分なら?といろいろ考えさせられました。人として、パフォーマーとして、大大大先輩!その姿に熱くなったり、ものすごく心動かされました。
でも、それと同時に、今回はいつもの舞台を見る姿勢と違って、大道芸人さんの公演ならではだからこその距離感で色々な視点で見ることができる世界もありました。
冷静な視点で見ているときは、特に色々な方々の想いや行動が目に入ります。
私の隣のおばあさんは、隣に来た時から、やけに思い詰めた雰囲気でいらしていて、始まってすぐにそして公演中もずっと涙を流していらっしゃいました。
そのおばあさんのお隣の女性の方は、少し気が立っていて、かなり気の触るような口調で、自分の前にいるカメラマンさんやパートナーの方に話しかけていました。
その女性の前のカメラマンさんは、大きなカメラを持って、写真を撮ることに夢中になって、後ろの方のことを考えずに、ずっと立ったまま撮影していたので、その後ろにいた女性から”邪魔だから座ってくれません?”と強めの口調で言われていました。ちょっと刺々しい言い方で嫌な気持ちになりました。
公演中、人形を持って回ってくる黒子さんや人形を撮影したいが為に、周りを構わずに、近づいて思いのまま撮っていらっしゃる方もいました。
最後の投げ銭の際、ある女の方が、いきなり前の方に来て、物凄い勢いで、たくさんの投げ銭をしていました。どうやらギリヤーク尼ヶ崎さんへの想いも強いようで、ものすごい勢いと力で、何回も投げていました。自分の目の前のたくさんのお客さんのことも気にもしないかのように。何人かのお客さんはびっくりして振り返って彼女の方を見ている方もいれば、全く気にしない常連客さんらしき方もいました。
そんな中、公演中ギリヤーク尼ヶ崎さんがいっていたスピーチが私の頭には残るんです。
”世界の平和を願って。”
こんな光景を目の当たりにしながら、耳からはこのギリヤーク尼ヶ崎さんの願いや想いを聞いていて、。
なんかもう、、、、ものすごくずーっとモヤモヤしてしまいました。
他の視点から見て、素敵なところもたくさんありました。ありましたが、今回はどうやら私の目には、これらの光景があまりにも心に突っかかってしまって。。
考え方は人それぞれだし、芸術の楽しみ方ももちろん自由だけど、”彼の願う世界”は彼の目の前にはなくて、思いやりや優しさのない行動ばかりが目についてしまいました。
”やっと久々に踊ってもらえて嬉しい!!待ってたよ!お帰り!ありがとう!!”っというファンの方々の溢れ出てくる想いは伝わってきました。
伝わってきましたが、それは果たしてどうなんでしょう?という疑問が私の中で同時にうずまきました。
想いが重く、余りにも念が強すぎて、正直私は観ていて気持ちの良いものではありませんでした。
彼が願う”思いやりや平和”はどこへ行ってしまったのだろうと思いました。
”自分が一番大切。他者なんて関係ない。自分がよければ、彼をしっかり観れればいい。” そんな思いがものすごく伝わってきていて、こんなの芸術じゃないと思ってしまいました。
そして、天気は決してめちゃくちゃ暖かいわけでもない。厚着をしている私でさえ寒いと思いながら見ているのに、90歳のガリガリの彼は褌一丁です。小雨さえも降ってきました。
多分、この会場で、彼は誰よりも高齢者です。立っているのも大変な彼が、しかも久々の復帰で、しかも雨降って寒くて、褌一丁で、、。
正直、”誰も止めないの?なんでまだやらせようとするの?自分は辞めないの?”と思ってしまいました。
彼と私は違う人間ですが、それでもパフォーマーだから理解できる部分も少しはあると思います。確かに、もし私が復帰公演だったとしたら、どんなことがあってもやるでしょう。寒かろうが体を痛めようがなんだろうが。必死に。きっとこれで終わりでもいいっと思いながらもするかも知れません。ですが、それがその方にとって本当のおしまいだったらいいと思います。
でも、やっと復帰できたこの舞台、もし本人がこれからもパフォーマーとして続けていくことを願うならば。?
もし周りのファンが、本当に彼のこれからの舞踊を見続けたいと本当に本当に願うならば。。?
本当に彼の体を想うならば。?
どうなんでしょうか?
もちろん、私なんかにはわからない、彼にしかわからない、90歳からのパフォーマーでしかわからない視点や考え方はあるでしょう。
でも、今の私は、心がむしゃくしゃしてたまりません。
そして初めて会った彼に、彼の姿を見て、ここまでこんなにもいろいろ思ってしまうのは、きっと彼のことがものすごく自分にとって魅力的で、きっと彼や周りに抱くこの思いや課題が自分自身にも当てはまっているから余計強く苦しくなんだか悔しくてやりきれない気持ちになっているんだと思います。
自分が思う想い。自分を思う想い。本当に思う想い。他者に任せる想い。他者を思う想い。偽りの想い。願う想い。しんどい想い。想い。思い。想い。重い。。。
なんだかムシャクシャしてしまう今日でした。。が、
最後に久々の友達と偶然にあって、癒されました💓。笑☺️
今回の件に関しては私の意見はこんな感じで言ってしまいましたが、ご興味のある方は、ぜひYouTubeにもまだギリヤーク尼ヶ崎さんがお元気な時の踊っていらっしゃる時の動画もありますので、ぜひ見て観てください。^^
もちろん、今回の私の感想は別として。^^
最後になってしまいましたが、せっかく大さん橋に行ったので、その時の街フォトを少しと、本日の公演の様子をご覧ください。🤲^^
ではでは今日も、Have a beautiful day💓
p.s.久々のムシャクシャnoteでした🤲笑
港に船がたくさん😊。カラフルで可愛い💓
横浜の街の上に大きな渦が。
ここが”大さん橋”です。別名”くじらの背中”とも言われています。💁♀️ 建築もかっこいい✨
豪華客船😳✨。
公園の場所はここ!開演40分前くらいに着いたのに、既にたくさんの人だかりが。😳
映画がもうすぐリリースされるそうです。^^
車椅子に乗ってものすごいスピードで登場!
とても嬉しそう☺️ 満面の笑みです💓
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